じぇりー さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
当方、視聴後の心模様は曇りなり。
好みの和モノということで見始めた作品。
バトル要素を含んでいるものの、特に前半は主人公の三兄弟の兄弟愛溢れるドタバタやほのぼのとしたシーンが多く見られ、声優のキャスティングの面から見ても、むしろ女性向けなのではという印象を受けた。
中~終盤にかけて大きく物語が動き出す。
しかしこれが一見、あっ!と驚く展開のようで、なんとなく予想のつく内容だったのが残念。
そもそも序盤で受けた作品の印象から、{netabare}バッドエンドが想像できなかったため、中盤以降の急展開からラストで大団円に繋げるには、{/netabare}このキャラはこう動くのだろうという予測が立ってしまい、どんでん返しのシーンがきても、さして驚くことはなくサラーっと見ている自分がいた。
とはいえ、大ラスのご都合主義的な展開の嵐には辟易してしまった。
{netabare}天下と蒼世との心中を図った風魔だけが死に、2人が何故か生き残れた所とか。
役目を終えたら消えるとか言っていた式神の牡丹が、オロチを倒した後も存在していて、ラストで比良裏とイチャついている所とか{/netabare}
…ヲイ、おかしいぞ!
バトルシーンは迫力に欠け、物足りない。
キャラの心理描写も、共感できるほど深く描きこめていない。どころか、キャラによっては取る行動の理由が意味不明。
女性向けのように見えて、絵のクオリティはあまり良くない。
見ているこちらの心が曇り空になってしまう作品だった。