tao_hiro さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
こんなもの、こんなもの。
現在(2015/4/24)、2スレ目が放送中の1期の方です。
小説も漫画もアニメも映画もドラマも、ほとんどの場合についてハッピーな恋愛モノは二人が結ばれるところがゴールという事が多いと思います。
運命の出会い、愛の芽生え、すれ違い、ライバル出現、深まる愛、苦悩、ドラマチックなゴール・・・
親切な作品の場合は、後日談が描かれたりもしますが、「あれこれ有りましたが、こうして二人は末永く幸せに暮らしました。」ってパターンから外れることは無いと思います。
人は最初はこうした創作物から、恋愛や結婚を学ぶものだと思っています。私自身がそうでしたから。そうするとフィックションは現実を誇張して描きますので、恋愛や結婚に過度の期待や、逆に不安感を煽ったりします。これは人間を不幸にします。
①過度に期待した場合、理想と現実とのギャップに苦しみます。
②不安感を持った場合には、恋愛や結婚に臆病になってしまいます。
まぁ多くの人は、経験を積むことでそれを克服して、それぞれの落ち着くべきところへ落ち着くのでしょう。しかし、40代のおっさんであるところの私は若者たちへ心配をしています。
私の結婚適齢期の時代と比べて、現代は過度といって良いほど情報にあふれています。なので①や②に陥っている若者が多いのではないでしょうか?
「”二人は末永く幸せに暮らしました”って部分の真実が知りたいんだ!」っていう若者は多いのではないでしょうか?
それは、年々初婚年齢が高くなっていることが示しているように思えます。
結婚への精神的なハードルがあがっているのが現代ではないでしょうか?
この作品は、そんな恋愛や結婚に対する精神的なハードルを吹っ飛ばしてくれます。「末永く幸せに暮らしました。」の部分を、面白おかしく軽いタッチでリアルに描いています。
私は結婚19年目で、結婚して1年半後に長男が生まれましたから、新婚生活はそんなに長くありません。でも、この作品を観ていると「新婚生活あるある」の連発で、とても懐かしくなります。
最終回の {netabare}妊娠が判明する{/netabare}シーンも、「あ~、そんなかんじだったなぁ~」と感慨にふけりました。
若者の皆さん、結婚なんて、この作品のようなノリですよ!怖くない怖くない、こんなものこんなもの・・・(笑)
2スレ目も楽しく視聴してます!