生来必殺 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
黄昏に緋を穿つ 紅蓮の弓矢
まさに、RPG風ファンタジーの王道展開物語、中華・東アジアンテイスト仕上げ。
ピエロ作品ということもあり、十二国記が否が応でも意識されるが、
それよりも美少年満載な逆ハーレム状態の少女漫画原作、花咲ける青少年がまず頭に浮かんだ。
十二国記、花咲ける青少年、本作の共通点はピエロ作品かつ主人公が赤髪。
(輪廻転生したカジカとリーレンとユージィンが別の王国で再び合間見える
ようなデジャヴ感に胸熱。)
少女漫画原作だが恋愛要素は程よく抑えられており、スタンスとしては三国志や十二国記寄りであると言える。
主人公はとある事件を境に仲間を探す旅に出て、各地を巡り人々と出会う。
なんてことはない、よくありがちなロールプレイゲームのシナリオそのまま
なのだが、演出が巧みなせいか?洗練された王道ストーリーに自然と興味が
そそられる仕上がりになっている。
出会う人々がそれぞれ魅力的で、主人公にとっての一期一会の有意義さがよく伝わってくる。
最初はゆるいパートが多すぎるのが気になったが、結果OK。
トータルバランスは悪くない。
一撃必殺のハードパンチには要注意。
青龍のエピソードで軽くKOされた拙者の二の舞になることも・・・
矢を番え追いかける 奴は逃がさない
{netabare}
前半戦のラスボス=クムジを一撃で仕留めてよかったのか?躊躇したが
これもよくある王道パターンの覚醒という事象なので問題はないのだが
覚醒した主人公の成長がここで打ち止め・・・なんてことがないことを願いたい{/netabare}