ムッツリーニ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分らしさってなんだ?
己の作風に行き詰まった主人公と離島の人々の交流を描いた物語。
ニコ動なんかをみているとよく「方言が聞き取れない」と言う声を目にしますが、それを含めた雰囲気作りがこの作品の良さだと思います。
都会育ちのお坊ちゃんである主人公が田舎の不便さに四苦八苦しながら、そこで関わった人々に心を動かされ、それを「書」という形に表わして残す。その一連の流れは景色の美術、人の動き、そしてある種異文化の象徴である言葉によって、主人公が島の人々から得る衝撃的とも言える感動とその後の成長をより強く効果的に描けていると思います。