鸐 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タイトルなし
初めてキャプテンハーロックに触れましたが、展開に抑揚がなく、単調に進むので本来の作品の良さはちょっと伝わってこなかったですね。
キャラ
ハーロックがビジュアル的にもポジション的にもかっこよかったです。
冷静に物事を計れて、情に厚いリーダーって良いですよね。動作がいちいち中二臭くったって関係ありません。ハーロックには理想のリーダー像が詰まっています。この人を目標にして人生を歩んでいきたいなと思いました。
作画
2013年のCGの装威を結集したフルCGのリアルフォトのアニメと言う事でしたが、当時にしては髪の毛のなびき感が綺麗ですね。
未だに、CGの髪の毛というと、スタイリング剤キメキメであったり、ビニールひもを裂いたやつかな?と思うほど逆にふわふわであったりしますが、これに関しては実際の髪の毛の質感そのものでした。
髪の毛以外で良かったのは、黒煙からアルカディア号が出てくるところです。煙を被りながら髑髏マークが浮かび上がってくるところがかっこいいです。
しかし、大変さが分からないから言えることなのですが・・・気になったところが三点あります。
一つ目はキャラの皮膚感が臘人形に塩化ビニールの服を着せたような感じであること。
二つ目は動きのキレがイマイチなところ。
三つ目は口の動きとセリフの抑揚が合っていないシーンが多く見られたところです。
例えば、今期放送されているCGアニメのシドニアの騎士は声を先取りして後から絵を合わせるということをしているそうですが、キャプテンハーロックは違ったのかな?日本で製作されたアニメなのに吹き替えっぽい感じがしました。
音楽
主題歌『Be the light』
もともとは、東日本大震災になぞらえて作られた曲だそう、理不尽に突き落とされてどうしようもなく悩んでも、前を進んで歩んで行こうという内容の歌詞と、かっこいいロックの調が良い具合にハーロックのイメージと重なっています。
英語の歌詞の曲ですが、意味が分からなくてもかっこいい曲です。一聴の価値アリです。