HINAKA さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
劇場版『エースをねらえ!』マンガ・コミック10巻分の内容を遺憾なく僅か85分に凝縮させたアニメ演出の奇跡!
それにしても、DVDは極めて入手困難なのに、なぜか?現在Blu-rayでは、新装版が発売中です。
確かに一度はDVD化はされていますが、新品在庫は無く中古品に頼る状態です。
にも関わらず、何故かBlu-rayではつい最近復刻されています!但し問題は、主題歌です。ここでは全て、劇場公開時の「少年探偵団」という、レッキとしたコーラス・グループの歌を御案内していますが、版権問題なのか?正式な「劇場版ドラマ編」のLPレコードから「懐かしのアニメ全集」的なLP(現CD)に至るまで、別の方に吹き替えられています。
この劇場版『エースをねらえ!』をして、あの「攻殻機動隊」等の監督・押井守氏が「アニメの勉強をしたいのなら、この作品をすり切れるまで見ろ!(当時はVHSビデオ・テープ時代)」と若い世代に、檄を飛ばしたと言われています。
ただし、この発言の真意自体は間違っていませんが、押井守氏の言葉か否かは定かではありません。しかしこの作品が、「1コマ・1秒の無駄もない、完璧にして最高のアニメ作品!」という声に反対の声は、ほとんど聞きません。
なお、この出崎監督(現在故人)&杉野作画監督コンビによる、TVアニメ・シリーズの最高傑作として、超有名なメジャー作品である「明日のジョー・2」ではなく、既に拙ブログ(記事註:http://aonow2.blog.fc2.com/blog-entry-389.html)で御紹介させていただいている、「おにいさまへ・・・」を挙げておきます。
これも余りにも評価が低いというか、知られていない事実には愕然とするものがあります。出崎氏が、「明日のジョー」→「エースをねらえ!」→「ベルサイユのバラ(後半)」で、培った当時のアナログなTVアニメ技術の全てを注ぎ込んだ、空前の傑作が「おにいさまへ・・・(拙ブログ:http://aonow2.blog.fc2.com/blog-entry-44.html)」に結実したと言えると思います。
→詳細はブログにての、誘導は違反でしょうか?
URL・http://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-508.html