Lovin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
観た感じ
■概要{netabare}
原作:柿沼秀樹
監督:秋山勝仁
脚本:柿沼秀樹、富田祐弘、宮岡勇一
演出:五月女有作、八谷賢一
キャラクタデザイン:園田健一
制作:アートミック、AIC、アニメイトフィルム
{/netabare}
■感想
VHSを視聴。戦う女の娘の話。
うろ覚えレビュー。
あらすじは覚えているが、細かい描写等に関してはほんの一部だけを記憶している。
本作品を観た当時の私はアニメ好きではあったが、取り立ててアニメに固執する所謂ヲタではなかった。その私がヲタとしての道を歩み始めるきっかけになった作品。声優ブームの火付け役らしいが、当時熱狂していたヲタ達はもう概ね引退したんだろうなあ。
{netabare}それなりの設定はあったのだろうが、当時の私はまだヲタではなかったので余り詳しい記憶がない。とは言え、物語自体はパラノイドという種族とソルノイドという種族の宇宙戦争というさほど難しくもない構図を描いているので、理解し易かった記憶もある。
宇宙船に7人の少女達だけが居り、ルーチンワークのように数々の仕事をこなしている。仕事の中には、全員ではないが戦闘機に乗り敵と戦うというノルマもあり、そういう状況下で光っていたのはエースパイロットだった。少女達は片仮名3~4文字程度で構成された判別し難い似た響きの名前だったので、エースパイロットの名前も覚えていないのだが、「撃墜天使(Shot down angel)」の二つ名を持っていたことは覚えている。DAIGO的に言えばSDAになるだろうか。
終盤に進むにつれ、少女達の手によって幾つかの謎が解明されていくが、クライマックスでは作品世界に於ける衝撃の事態が発生する。続編を観ていないので確実なことはいえないが、おそらくガルフォースシリーズのテーマとも言える事態なのではと思う。この作品を今更観る方も非常に稀だと思うので思い切って書いてしまうと、おしべとめしべがこっつんこ事件だ。
それと、私がヲタ側に背中を押したのがED曲の「両手いっぱいのジョニー」だった。好きな曲ランキングに入れるのを忘れていたくらい過去の作品だが、歌手である「小比類巻かおる」の名前は心に刻んだ。当時レンタルCDの類のサービスがあったのかは記憶していないが、プレイヤーがなかったことは覚えている。プレイヤーを手に入れてからレンタルしたCDには、アレンジが変更された90年代版(?)しか収録されておらず、非常に残念な気持ちにさせられた記憶もある。
詳細を覚えていない私からお勧めすることは出来ないが、人にはそれぞれアニメにハマるきっかけとなった作品がある筈だ。それは例えば「あの花」だったり、「エヴァ」、「とらドラ!」、「クラナド」、「ハルヒ」・・・本当に人それぞれだが、私にとっては本作品が正にそれに当たる。{/netabare}
□2015/04/23追記
先日偶々再視聴する機会に恵まれたが、終盤まで「そして誰も居なくなった」や「エイリアン」のような雰囲気があった。少しホラーな部分を感じたのだが、ビデオテープで観たときには何故そういうのを感じ取ることが出来なかったのか疑問だ。そしてアウトローだったSDAの活躍が想いの外少なかったのは、キャラにインパクトがあったので思い出を美化していたという事実も発覚。やはりうろ覚えは覚えていないのと同じなのだと改めて反省する。
先ず導入部について覚えていなかったのが不思議だが、リーダー的存在のキャラが戦火の中で受けた指令を全うする為に奮戦している中で結果的に出来た寄り合い所帯が漂流してしまう、という展開だった。
それに「少女達の手によって謎が解明されていく」としたが、実際は全部コンピュータに問いかけていた。まあ問いかけたのは少女達なので強ち間違いともいえないが、自力で何とかしたわけではなかった。
ラストは台詞がなく、淡々と日常の風景が流れるのだが、一寸した見所があるので、再視聴してからレビューを書くべきだったとこれも反省。
あと、1回目の投稿の際に「覚えている」とタイプしたつもりが、「覚えておる」という武士のような口調になっていたのでこれも反省。
■蛇足{netabare}
努力すれば記憶なんてサルベージできるもんだなぁ。
{/netabare}