りおんぱん さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オレンジ
アルドノア・ゼロ 続編
地球連合本部での戦闘から19ヵ月経ったある日から始まる…。
~感想~
お姫さまを救おうとした2人の少年イナホとスレインを軸に物語は進んでいきます
あらゆる手を使ってアセイラム姫を守ろうとしたスレイン
アセイラム姫が望んだ世界をどうやったら作れるかを考えていたイナホ
些細な違いが決定的な溝になり2人は敵対
2期に入り
「暴走気味のスレイン」「激情は内に秘めながら相変わらず冷静なイナホ」
見事なまでに対照的でした
それでも2人とも本来の目的を忘れずに戦い続けたことが
あのラストに繋がったのかなと思います
イナホとスレインの対比関係はすごくうまいと思います
これには心を踊らせました
火星騎士の駆るカタフラクトは一騎当千の機体ではあるのですが
強力すぎて負ける訳がないと慢心していたのか
弱点を突かれた場合の対策をほとんど用意していませんでした
まあ弱点を突けたのはイナホの観察眼と機転の賜物であるのですが
もっと連携して戦っていれば地球の占領は容易だったではないかと思います
地球群はイナホあっての勝利
イナホ以外は倒し方を学習するとこがなく残念に思えました
最初に犠牲になった友人への想い
自らは銃を下ろして後方へ回った友人の視点
僚機の操縦席にあって主人公を気にかける異性の友人
前線よりは比較的安全だが逆に逃げるに不自由する操舵室に配属された友人
そういう材料はあったのにそこにはあまりスポットが当たらなかったです
地球は連携や知恵・火星は高性能な機体と戦闘においても対照的です
イナホは1期からハイスペックな基礎能力を持っていたが
失った左目にはアナリティカルエンジンを
搭載した義眼を移植したことによってさらに能力向上
これには驚いた
戦後は用済みとなった左目のアナリティカルエンジンは取り外していたけど
体の一部として何度も助けられていたので寂しさを感じた