じぇりー さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメというより動画、アドリブというより大喜利
という印象。1本3分程度のベリーショートアニメ。
アニメと呼んでもいいのか躊躇う程、キャラは声に合わせて頭と腕がカクカク動く程度なので、過度な期待はしない方が良いと思う。
全13話中ほとんどが「開始2秒でゲームオーバーの即死ゲーム」と言われた元祖「トランスフォーマー・コンボイの謎」にちなんで、「クソゲー」とは?「無理ゲー」とは?といった内容メインの早口問答をキャラ同士で繰り広げ、後半は演者が毎回テーマに沿ってフリートークを行う格好になっている。
そもそも本作の原作であるゲームが、初代ファミコンソフト「トランスフォーマー・コンボイの謎」のリメイクであることから、ファミコン世代の人が見ると面白懐かしい内容となっているが、逆を返せば無理ゲー系のファミコンソフトをプレイした経験のない人からすると少々ポカーンとしてしまう内容とも言える。
後半、太鼓の音と共に切り替わるフリートークパートは、恐らく事前にトークテーマを知らされている様子なので、声優によるアドリブというより大喜利コーナーみたいな感じである。
しかし、ここで分かるのは中の人のギャグセンスもさることながら、「いかに周到に準備してきたか」にあると思うので、むしろその人の面白さより真面目さみたいなものが伝わってきた(笑)
ファミコンをやり込んだ世代向けの暇つぶしに見る感じの作品である。