あしすと さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
ダメだ、これだけはどうしてもダメだ
自分は作風が合わなくて、途中断念してしまった作品です。
とはいっても、
・ビッグダディなどの大家族ドキュメンタリー番組
・はじめてのおつかい
・「人生波乱万丈」のような、成功者の苦労話ドキュメンタリー
…あたりのTV番組を楽しめる人なら、このアニメも楽しめるのではないでしょうか。
この作品のレビューで、自分で定めていた禁忌を破らせていただきますm(_ _)m
自分が合わなかったアニメ作品だからといって極端なマイナスな内容のレビューを書くべきではないと思ってきたし、これからも基本的にはそうしていくつもりです。
その作品を好きな人もいるのだから、匿名のネット環境だからといってあえてマイナスな文章を書いて負の感情を発散するなんて、未熟だと思います。
そんなこと分かっているはずなのに、この作品についてだけはどうしてもレビューにしたいという欲望を抑えることができませんでした。
以下、精神的に未熟な自分の【酷評レビュー】になります。
酷評レビューを不快に感じる方は、本当にお読みになるのを避けたほうが良いと思います。
{netabare}この作品は、アニメを見ていて初めて嫌悪感を覚えたアニメでした。
さすがの自分でも途中断念した作品はそれなりにありますが、これまでの途中断念作品は「あまり面白く感じず、これを最後まで見続けるのはしんどいな~」と思ったから断念したものしかありませんでした。
しかしこの作品は「生理的に嫌悪感を感じて、とてもじゃないけど視聴継続不可能」と感じた初めてのものでした。
最後まで見てないんですけど、ストーリーの基本構成は
「飛行機事故で死亡した姉夫婦の子供である姪っ子3人を、大学生の主人公が引き取ってドタバタ劇をする」
という感じで問題ないですよね?
(ウィキを見たところ、原作上は行方不明扱いで死亡確定ではないのかもしれませんが、アニメ上は死亡確定で良いみたいなので)
結論から言います。
『なんでこのストーリーで笑えるの?』
いくらラノベ原作のご都合主義コメディストーリーでも、基本構成部分が根底にある以上、この作品は「悲劇」であり「苦労話」じゃないの?
この作品の成分タグの上位にあって目につくものとして、
・ロリ
・ハーレム
・ツンデレ
・ラブコメ
というものがあるんですが、個人的にはそれが信じられない。
いや、厳密に言えばそれら一つ一つは間違っていないんだろうけど、自分がこの作品の成分タグを作るなら最上位に来るのは
・苦労話
・悲劇
・不幸
の3つであり、そういったネガティブイメージが上位に来ていないことに、世間のイメージと自分のイメージの乖離を感じる。
自分は3話まで見て視聴断念しました。
後追い視聴だったので、自分の感じている嫌悪感が本当に正しい感覚なのかを確かめるために、公式HPとウィキペディア先生でその後の展開を先に確認しました。
そしたら、予想通りどうやらラノベ特有のご都合主義が展開されるようですが、姉夫婦が実は生きていたりするわけではないようで。
じゃあやっぱり『笑えない』
視聴断念しているので致命的な間違いがあったらすみませんなのですが、この後の展開は、例えば
・姪っ子たちを養うためにバイトに明け暮れて、なんとかなる
・アパート契約問題に直面するが、なんとかなる
・姪っ子たちに無理をさせていることが判明するが、なんとかなる
・最終的には厳しい目で見ていた大人の親戚たちに認められる
という感じですよね。
たしかにこれらは、「現実ならそんな簡単にいかないはずなのに、周囲に恵まれすぎて上手くいくラノベご都合主義」なのでしょう。
でも、だからといって関係ないですよ。
悲劇から始まる不幸話であることに変わりはないですよ。
だとしたらやっぱり『笑えない』ですよ。
これは完全に自分の趣味嗜好によるものなのですが、私はとにかく他人の苦労話や不幸話を見せられるのが嫌いなんです。
アニメに限らず、ドキュメンタリーでもフィクションでも小説でも映画でも、他人の苦労話を聞いて何が面白いのかが全く分からないんです。
「大家族物語」みたいな番組に生理的嫌悪感を覚えてしまうんです。
(ただし、その大家族自体に嫌悪感を覚えるわけではありません。家族環境はいろいろですから。ただしそれがTV番組として見世物になっていることに嫌悪感を覚えるのです)
もしこの作品の基本構成が
・単純に姉夫婦が海外出張になり、主人公が姪っ子と一緒に暮らすことになった(描写されるかは別として仕送りはちゃんとある)
・ぶっ飛んだファンタジーに足を踏み入れた構成にして、実は姉夫婦は別世界に飛ばされただけで死んでおらず、親戚たちにはそれは理解されないが、主人公たちには姉夫婦の声がテレパシー的に聞こえる
…のどちらかだったら、視聴継続できたと思います。
でも、そうではなかった。
自分はどうしても生理的嫌悪感を拭い去ることができなかった。
と、未熟にも酷評させていただいてしまったのですが、この作品ってこのサイトの作品評価点がまぁまぁそれなりに高いんですよね。
そこからも、
・ビッグダディなどの大家族ドキュメンタリー番組
・はじめてのおつかい
・「人生波乱万丈」のような、成功者の苦労話ドキュメンタリー
などのTV番組が好きな日本人は決して少数派ではなくて、自分のような感覚になる人のほうが少数派なのだろうな~、と実感します。
この度は、未熟な酷評レビューを書いてしまい、大変申し訳ございませんでした。
このレビューはあくまで例外的なもので、今後はこれまで通りこのようなタイプのレビューは理由のない限り極力書かないよう努めて参りますので、今後ともよろしくお願い致します。
{/netabare}