animeneko さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
少年ハリウッドの第二期、デビューしてそして、、
少年ハリウッドの第二期。
第一期は各アイドルがデビューするまでを描き、第二期では、少年ハリウッドの先輩たちとのからみやら、芸能界での苦労などを描いていく。
「寒い」ギャグで大笑いさせられた第一期の少年ハリウッドで、視聴者を彼らを見守る保護者のような気持ちにさせて、第二期がスタート。
少年ハリウッドを見守っているのは、先代の少年ハリウッドの先輩たちも同じだった。
古くからある彼らの小屋=劇場「ハリウッド東京」での公演で少しづつファンも増えていく。
でも、「アイドルって何?」「人を感動させようとするのは傲慢」とかアイドルアニメにしてはえらくマジメなセリフが随所に散りばめられて、こどもむけの作品ではないスタンスで会話が進む。やはり、このアニメは骨太の人間ドラマであって、どちらかというと古い劇場の物語を愛するタイプの人たちがターゲットじゃなかろうか?少なくとも女性向けとだけはいいきれないアニメ。。
このアニメ、バカバカしい「遊び」もいろいろあっておもしろい。30分をまるまる歌番組をパロって放映とか、原宿握手イベントとか、なんか実験的なことやっている。
いろいろとイイ、はずのこのアニメ、円盤の売上はいまいち伸びてない。感想から外れるが、一応指摘しておくか。
どうして円盤売上伸びないか?
この作者さんは、アイドル大好きなんだろうが、アイドルが虚しく、空っぽであることも知っていて、それも描こうとしていた。これがこのアニメのいい所でもあり、悪いところでもあり、観客は醒めてしまうんだよね。
骨太ヒューマンドラマが好きで作りたいのだけど、題材としてのアイドル物は今一歩なんじゃなかろうか。
あとはやはりキャラデザが硬い。ちょっと怖い感じの表情とかがあってないかも。
絵と、声優の声がいまいち馴染んていなかったか。