左投げ右利き さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヒロインが花を咲かす作品でした
最終話で全部涙を持っていかれた
手紙のシーンはボロボロ泣きました
「四月は君の嘘」かをりの手紙でタイトルの意味を最後まで引っ張て持ってくるとは
そして嘘の内容にも感動
二重に感動して涙がみるみる出てきました
まさかかをりの過去の真実が手紙につづられているとは
22話全ての見方一変させられました
畜生
こんなに泣くとは思ってなかった
死ぬかもしれないことは分かっていたけれど手術が成功する可能性もある中
公生の泣きながの「さよなら」
そして墓地
ここまで泣くのは我慢できた、が
手紙で
公生とかをりの最初の公園での出会いが蘇って来て、
全てが公生サイドで始まった瞬間に思えたが、かをりの方からも全てが始まった瞬間だったなんて‥
かをりの裏描写にそんな想いが、淡い恋心が叶った瞬間だったとは夢にも思いませんでした
1話で、もうふたりは相思相愛だったんだね涙
そして切ないラブストーリーが始まった瞬間なんだと思い、涙しました
余命との闘い、ピアノからヴァイオリンへの転向、ヴァイオリンの演奏が楽譜に沿わなくなった理由
公生との演奏を頼んだ時の涙、もう後がないこと
残り人生が少ないことで一歩前に踏み出して公生との出会いを求める
そこで渡が好きだと言う嘘をつく
寿命の少なさから成就しても先は永くないからと、椿の迷惑にならないようにしたいと想う嘘
色々と隠されたかをりの真実が出てきた事に涙が抑えきれませんでした
そしてエンディングの公生とかをりとの言葉の掛け合いが、まだそこにかをりが生きているかの様に思えて、また涙
振り返れば
2回目で気付いたけどレターセットを買ったのも余命が近いからその時から公生に手紙を書くことを決めていたんだなよな‥涙
公生が度々かをりと出会うシーンも、それは作中の主人公だからと思い、偶然にも鉢会うシーンは全然意識していなかった
まさかヒロイン側のモーションだったのか‥
5歳の時の夢
公生と演奏したいと言う夢は叶ったけど1回だけで
あの1回が最初で最期だったとは
想い介してみて切なくなった
でも最後はかをりが死んで切なくなったけれど、手紙でもあった様にこれからは椿と仲良くいって欲しいと言うメッセージもある
だからこの作品はただ切なくなるだけではなく、その後は公生と椿が一緒に歩んで行くようになっているのが、とても素晴らしく救いでもある
ヒロインが亡くなれば普通は切なくなって余韻に浸るけど
椿を描く事で最後の締めくくりがどんよりしない
前に進んで行く
こういうケースの作品は見たことがないです
そしてこれだけ全てが最終話に詰まっていて凝縮されているヒロイン、かをり
そして亡くなっていく‥
自分の中で最終話に凄い衝撃を与えたヒロインNo.1かもしれません
アニメの演出も流石でした
ピアノの伴奏でよく目では見えない心の感情を絵で表現出来てたと思います
幻想的でした
でもやっぱり最終話に作品の見方が一変するのが凄かった
主人公、公生目線で全てが始って行き
ヒロイン、かをり目線でこの作品は花が咲き、色が付く
いい作品に出会えて良かった
本当にありがとうございます