ダレイオス さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ストーリーは果たしてみんなは理解出来たかな?
都道府県に分かれていた日本が10つの州に再編されたが
東京大決戦後再び都道府県に分かれて再編された日本での話
設定は統一されたけど上手くいかず分かれて
さらに各地のご当地色が強まった世界みたいです。
1話見る限りでは国だとか言ってるのでもしかしたら各都道府県は国際的に独立国として
認められているかもと考えたけど、まあ元が州なんだから
国に近い権限あっただろうけど厳密に州は国ではないので
そんなはずないか・・・殺伐としてはいるが1話の時点では今の日本とは対して変わらないみたい。
そんなわけで本作はご当地アニメであります。
この世界では昔有事があったせいなのか1話から地域同士での衝突が見られるようです。
そしてネタは元々地域同士での、いざこざを元にしていて
私はその地域には住んだ事がないので今ひとつピンとはきませんが
なんとなくだけど争っている地域の言い分はわかります。
おそらくは住んだことがない人でもなんとなく言いたいことはわかると思います。
本作はそんな地域ネタがテーマになっている。
そしてこの世界では「ツインタワー宣言」という決まりごとに基いて
話し合いで解決しない場合は各地域の代表者が対決して解決することになっているためか
各地域の代表者の激しいバトルから始まります。
とにかく1話冒頭から派手な動きのあるバトルを繰り広げる
代表者だと思われるがそれ以外は
誰だかはまったくわからないが女性とヒーロースーツを着た女性との
バトルはよく作っているなとは思います。
よく動き、よく回転し、作画枚数も多くて動きもスムーズで凄い
エフェクトも綺麗だし、色使いも綺麗なグラデーションで
このアニメは1話のアクションに力を入れているのがよくわかります。
しかしながらアクションの作画は凄いのだが反面キャラの作画は元から崩し気味なために
作画が悪いかは分かりにくいが、よく見るとやはりあまりよくないですね。
アクション時の作画と比べるとやや浮いている。特にメインキャラ以外の作画は微妙でした。
背景も綺麗な分もあり余計に気になりました。
そして最大に気になる部分は
なんで、揉め事は代表者が対決して解決するのかが今ひとつピンと来ない。
なんでそんなルールで解決するのか掘り下げてもらわないとわけがわからないし
今ひとつピンと来ないうちにストーリーは進みます。
ヒーロースーツを着た女性は真茶未と言い、主人公、望未の知り合いではあるが
望未にはそのことを秘密にしていて、まあ普通のヒーローですね。
2話になってようやく方向性が見えたかな・・・
例の女性、玖仁子とヒーロースーツを着た真茶未が再び戦うのですが
人質とられてシリアスになったかと思えば急にギャグアニメの展開になったりで
あまり盛り上がらなく、正直反応には困りました。
そのせいで人質とかの意味が無くなり駆け引きとかはないので面白みはないかな
玖仁子と真茶未のバトルの作画やジェットコースターの作画は
凄いので見て楽しむことは出来ましたがそれだけですね。
とりあえず2話でギャグアニメなのかな?とは思いました。
そして主人公だと思われる望未が外野でこの2人のバトルを観戦しているだけなので
主人公も最初から活躍しないアニメですね。
ここまではとにかく2人のバトルを見るだけのアニメで
ご当地や地域アニメのはずがいつの間にかギャグ・バトルアニメになってました。
しかも肝心のギャグ自体も工夫のある感じはしないので
ハッキリ言って面白くない。
駆け引きも何もないストーリーを見せられても面白いはずもない。
アクションの作画はいいかもしれないが、ただそれだけですね。
3話以降は大量にキャラが増えて、メインキャラの掘り下げがまったく出来ないうちに
いきなり話が急展開でピンと来ないんですよね。
主人公達がいきなりピンチなのはわかるけど今ひとつ盛り上がらない。
もう少し丁寧にして欲しかったかな
石を集めるストーリーも唐突なのでいきなり集めることになっても
ストーリーは面白いとは思えなかった。
ただ一応各地に移動するので移動することにより
関所があったり、電話ボックスで電話する文明レベルだったり
1話の時点では今の日本と対して変わらなかったのに
話数が進むにつれ独特の世界観が段々判明してくるのでわかるとナルホドなと思うかな
独特の世界はいいのでドップリと浸かることが出来たのは良かったとは思うけどストーリーは酷い。
正直世界観を満喫するだけのアニメですね。
三重や愛知は三重はバイク、愛知はシャチホコと
わかりやすい設定がされていて見やすいのはいいけど
ありきたりなんですが誰も知らないネタをされるよりはストレートで良かった。
バイクのカラ吹かし音で会話するキャラ達も意外性があって面白い。
あまりに聞き取れない声なので字幕が出るくらいなのですが
聞き取れない所が妙にいおかしくて笑えるんですよね。
コイツらウザいなって、そういったウザさは個性的で良かった。
ただストーリーは相変わらず、まったく面白くない。
勝手に感動的な展開にもって行かれても感情移入は難しい。
後半になっても面白くないです。
主人公達がサブキャラみたいになり、どんどん活躍しなくなり
追加キャラ達がなんだかわけのわからないことを、やる
いったい何がしたいのかはサッパリでした。
最後はロボットバトルものになってたけど正直面白くはなかった。
作画は背景やカラフルな色彩は綺麗なので独特の世界観は演出出来ていたり
アクション時の作画はいいけど、通常時のキャラの作画は安定しなかったですね。
やはり作画は全体のクオリティーをそろえるのは苦しかったようです。
アクション時よく動くなと関心する反面
通用時のキャラの作画は序盤から崩れている場面も目立ったり
チョット荒いのが気になりました。
総合すると良い寄りになりますがチョット残念でした。
声優さんは望未役の小澤さんは良かったけど
それ以外の人はメインキャラでもあまり出番がないので
特に印象は残らなかった。下手と感じた人はいないのでおおむねは満足しました。
これはアクションの作画を見るだけのアニメですね。
内容は何がなんだかわからず、やっていることはまったく面白くはなかった。
各地域がなぜ争っているのかすら、わからないので付いて行けない。
キャラも大量に投入されるしオム二バスなので余計に登場数も多くて
付いて行けない。
メインキャラもモブみたいに活躍しないので感情移入もしずらいと色々苦しかった。
独特の世界観やバイクの人の字幕は良かったけどそれだけですね。
それがなければキャラも1でした。
ストーリーは果たしてみんなは理解出来たかな?
と、うーん苦しいアニメでした。
まあ雰囲気は楽しめないことはないのでギリギリ物語1も回避ですが
おそらく出てくる感想は雰囲気がいいとか世界観がいいとか
あまり中身は語れないと思います。