が~お さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
処女だけど
■要素
中世ヨーロッパ、戦争、魔女、教会、処女
■簡単な作品紹介
舞台は戦争まっただ中の中世ヨーロッパ。主人公の魔女「マリア」は戦いを好まず、戦いを魔法によってやめさせていた。そんな彼女と人間、魔女、そして天上の天使とで巻き起こる様々なでき事を乗り越える、魔女「マリア」の成長を描いたお話です。
魔女とか中世ヨーロッパとか、戦争とかいう言葉が出てきていますので、少し暗い感じかと思われそうですが、雰囲気はそこまで暗くないです。かといって明るくポップな作品ではですがね。。。
■内容について
初めの方はやや同じ風なことの繰り返しですが、その流れが後半の引き金となり、一気に盛り上がってきます。尻上がりに面白さが増してくる作品です。
マリアの表面(好きかって傲慢な性格)と裏面(処女でうぶな性格)が、作品の雰囲気そのものを表しているようで、苦しい中にも明るい雰囲気があったりして非常にいいバランスです。
魔女、人間、教会、天使といった4勢力がうまい具合に表現されていますし、それぞれの心の動きや思惑がうまく描かれていると思います。
ラストも全体がうまくまる展開でスッキリ系です。
■作画・キャラクターについて
作画については、中世ヨーロッパが舞台ということもあって、ヨーロッパ風に描かれていますが、癖はないと思います。
キャラクターもこの作品にあった性格であったり、数も程よい感じでバランスがいいと思います。
■全体を通して
内容はわかりやすいですし、雰囲気も程よいので非常に観やすい作品だと思います。後半にかけて、次々と一気に観たくなる展開になりますので、絶対最後まで観てほしいです。