cross さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
巧みな言葉、独特の演出。オーディオコメンタリーでも会話劇は健在!!【総合評価:93点】
2009年夏に12話で放送、後に3話が放送された全15話の作品。
この作品の最大の特徴は、巧みな言葉の使い方にあると自分は思います。
キャラクター同士の掛け合いは高度な言葉遊びを駆使し、ギャグやパロディ、メタ視点を多く交えられています。
あえて、日常会話ではあまり使用しないような難しい表現を多用する事もキャラクター同士の掛け合いを面白く感じさせる要素となっていたと思います。
キャラクター同士の掛け合いが、この作品ではかなりの時間が当てられています。
ですが、物語の核たる部分が疎かになっている訳ではありません。
怪異、に関しても非常に興味深く、怪異にまつわる各キャラクターの設定も非常に作りこまれています。
そして、作画の点に関しては、演出に非常に目を引くものがあります。
あくまでも個人的な意見ですが、制作会社のシャフトは演出が凝っている物が多く、OPやEDもオシャレなものが多いです。
そのシャフトの作品でも、この作品の演出はとても凝っていると思います。
更にOPもシリーズ毎に曲が変わるので、新たなシリーズになる度に楽しみがあります。
物語、キャラクターの魅力、そして独特の演出とシリーズ毎に変わるOP
終始に渡り、全ての面で非常にレベルの高い作品だと思います。
さてさて、もう一つ化物語の魅力を追記させてもらいます。
それはオーディオコメンタリーです。
オーディオコメンタリーって聴かないのですが、とある方のレビューにオーディオコメンタリーをオススメする文章がありましたので、視聴してみると……
これが非常に面白かったです!!
この作品の最大の魅力は会話劇にあり!!
そして、オーディオコメンタリーにおいても、その会話劇の面白さが健在です!!
各声優さんが各キャラを演じ、本編に対してツッコミを入れまくてくれます。
本編では見られなかったキャラクター同士の掛け合いを聞ける魅力もあります。
是非とも、一度オーディオコメンタリーでの視聴もオススメです。
本編は勿論としてオーディオコメンタリーも含め、是非とも一度視聴することをオススメします!!