退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「あらほらさっさー!」
まず思うのは、レビューなんか読まないでとりあえず観て欲しい。面白いとかつまらないとか、前評判なしで観て欲しい。さあ。
{netabare}
それでも読むのなら、書いちゃうぞ。
良い意味でものすごく裏切られる作品。艦これやら七つの大罪やらアルドノアやら注目度の高いアニメが他にいっぱいあった中で、2015冬の覇権アニメと言われたら(視聴した中では)これが一番と答えたい。
なんてったって、スッキリする。冒頭で固定観念なしで観て欲しいと書いたのは、そのせい。某ゲームが「記憶を消してもう一度プレイしたい」と言わしめたように、この作品の初見時の爽やかな衝撃を味わうためには、まったくノーマークの方が絶対にいい。ここまでのネタバレでもなんでもないレビューを読んだだけでも期待してしまうでしょ?・・・その感情すら邪魔。だから読むなって言ったのにw
ドロンボーから世界を救ったヤッターマン様が支配する世界は、北の某国家のような恐怖政治と重税、強制労働の嵐だった。
まずもってこの設定だけで、かつてのヒーローが世界を暗黒にしているというトンデモ設定をどうやってまとめるのかな?といぶかしんでしまう。
その中にあっても王道物らしく、挫折と友情、家族愛、壁に立ち向かう少年少女、不正と母性の目覚めw、夢などのファクターはちゃんとこなしており、作品としてイイまとまりになっている。
惜しいのは最終回。作品のクライマックスとしてアツい展開に入って行くのに、なぜかこれでもかというくらいに連発する使い回しシーンに、やや萎える。わざとなのか?と思うほど。
僕はヤッターマンを観たことはないが、観たことある人もそうでない人にもオススメできる一品かなと。
{/netabare}