天啓 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
強すぎる信仰心に対するアンチテーゼ
冬アニメの1クール物が悲惨な状況だった中にあって
まともだった思った作品の中の一つ
アニメとして
面白いかと言えば、ウーン?
人を選ぶ作品だろう
とにかく宗教色とメッセージ性が強く、とても癖のある作品
終盤まで一貫して神の意志は自然の摂理そのもの
すべての事象は神の意志である的なことを 大天使ミカエルに言わせる
{netabare}人々の起こす戦争その他の事象もすべては神の思し召しと言うミカエルに対し、主人公魔女マリアは 人々が起こす争い(戦争)を止めるべく
奔走し、その魔力であちこちで起こる戦争を止める
それが神の意志に反することと 大天使ミカエルや人間達に迫害されることになる{/netabare}
そのこともあって、終盤までアンチキリスト教の作品か?と思ってたんだけど
最後の3話くらいで少し話が変わってくる
地上の教会の神父 ベルナールが 人の生きる意味を考え出し
考えた結果として 人は神を頼らず 人間の力だけで生きるべきだと言い出す。
それも一理あるのだが、この作品では、天罰が与えられる。
これで、あ~アンチキリスト教じゃないんだと理解
信仰心の強すぎる人たちに対して
何事も神の思し召しで物事片づけるな
人は努力をするべきであり、神もその努力に報いてくれるって感じのメッセージだった様に思う
ぶひるためにアニメを見ているアニメファンにはお勧めしないが
まあ、宗教観とか勉強になるので興味ある人は見て見るといいかも