ノンリニア さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
観るたびに名作
ほんの少し日本を離れていた際の、アニメ禁断症状の処方として2番目に選んだ作品です。
あまりに有名なこの作品に関しては、他の皆さんが素晴らしいレビューを書いていらっしゃるので私が書くことは特にないのですが、ひさしぶりに観なおして作品の凄さを改めて実感したので、その想いを文字にしておこうと思いました。
どうしてこれだけ感情移入できるのでしょうか?
本当に不思議です。
例えば……
憎めない悪党と、腹立たしい悪党。
どのアニメでもそうですが、特にジブリの作品では登場人物に対する視聴者の印象が巧みにコントロールされているように感じます。
コントロールなんて書くとちょっと怪しく聞こえますが、観る人が迷わず没頭できるようにとの「心遣い」なんだと思います。
分かりやすい、でもあざとくない。
おかげで心地よく寄りかかれます。
話は変わりますが、この作品の空中での臨場感はさすがです。
30年近く前の作品ですが、観るたびに今でもワクワクします。
空フェチの自分としてはたまらない映像です。
個人的には「交響詩篇エウレカセブン」#26モーニンググローリーでのエウレカのリフと、空中に投げ出されたエウレカをレントンがコックピットに引きこむ場面が最高の空シーンなのですが、そのシーンのベースにも宮崎アニメの空への想いが少なからず影響を与えているのだと信じています。
何だかおかしなレヴューになってしまいましたね。