chariot さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
劇場公開しただけあって作画は良い。
2013年に1クール(13話+2話)で放送された作品の後日談となるOVA作品。
前後編の2部作。
以下、本編のネタバレも含む可能性がありますので未視聴の方はご注意ください。
物語は本編終了後、クーゲル船団を取り込んだガルガンティア。
エイミーたちはメッセンジャーの仕事を、レドはサルベージの仕事をしているようです。
新しく加わった元クーゲル船団の少女リーマがキーパーソンとなって話が動き始めます。
レドの片割れ・チェインバー亡き後、いかにして話を盛り上げるのか?
これが最大の見所と言えると思われましたが、結果として回想シーンでの活躍が見られました。
まあ、妥当な線ですね。。
この回想シーンはレドとチェインバーにエイミーたちが助けられた時のお話で大嵐により接続している船の1隻が操舵不能となり、傾いたり衝突しそうになったりのピンチを救う・・・割と地味なストーリーなんですが・・・
嵐の様子とガルガンティアの構造、隣の船と繋ぐブリッジや固定するワイヤー、そういったギミックの一つ一つがとても丁寧に描かれていて、話の展開そっちのけで見入ってしまいました。
複数の船を連結させてひとつの町のような船団として生活している設定を最大限に生かしたエピソードだと思います。
まあ、ここでエイミーがピンチでも現在のエイミーが元気にしている訳で、助かる助からないのドキドキ感は皆無なんですが・・・
リーマという風。
クーゲル船団の少女ですが、エイミーたちと同じくメッセンジャーの仕事を始めます。
エイミーたちとの付き合いの中でレドとも知り合い、興味を持ったようですが・・・
メカオタクらしき子で、ラストでは何やらキーパーソンと成り得る謎を残して終わります。
(2部構成ですから強い引きは必要ですね)
さて、どうなるのか・・・
まとめ。
本編と同じく海と空の風景は綺麗で、風に乗って飛ぶハングライダーも颯爽としていて、良い雰囲気を保っていました。
物語としてはいくつかのエピソードを混ぜた上で謎を残して続く感じですが、単品としてはそれほど壮大な話ではないと思われます。
後半にレドが危機に陥るのですがそこまでの持って行き方が粗いのか、状況自体はピンチで登場人物も不安なのに、観ている側としては不安感があまり感じられなかったです。
ラケージ、カッコいいね!ぐらいの感想になっちゃいました。。
あ、レドとエイミーの仲が進展しているようで・・・
時々リア充爆発しろ状態だったのも微笑ましく見守ってあげたいと思います。