退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
普通のラブコメではない、一見の価値あり
「メディア良化委員会」とその実行組織『良化特務機関』の言論弾圧に対抗するため
図書館は武装し、図書隊を組織した。
本が大好きな主人公は、学生の時に図書隊の人(王子様)に助けられ、
彼のような図書隊員になるため奮闘する。
設定が確かに強引で滅茶苦茶なんですが、それでもこの世界観は結構面白いです。
表現の自由をめぐって図書館が武装し、しかも戦争まがいのことをする
っていうのは確かにおかしいと思うかも知れませんが
表現の自由規制とか最近でも問題になっているので、テーマ自体は非常に面白かったです。
ただ、作り込みが甘すぎるというのはやはり否めませんが・・・
表現の自由を守るっていうことは本来命がけなので、そういう描写自体は悪くないと思います。
それで革命が起きたって不思議じゃない、歴史は実際そう繰り返されてきましたし。
何故表現の自由が規制されるのか?という問題があまりクローズアップされてませんでしたが
規制はほっといたらどんどん規制強化されていくもんなんですよね、実際w
とりあえず、結構偏った思想が背景にあるアニメなので、かなり人によって評価が変わると思います。
現実的な問題なだけに、もうちょっと踏み込んで扱うべきだとは思いましたが
このアニメは戦争ものというより基本的に恋愛もの、もしくはラブコメとして見るべきです。
恋愛アニメとしては、コメディタッチでめんどくさいドロドロもなく純情一本道で好感が持てます。
本好きで素直で一直線の主人公にも好感が持てたし、実に爽やかで良いアニメでした。