Baal さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まっしろな未来に夢を描きあげて・・・
P.A.WORKS制作の「働く女の子シリーズ」第二弾としての
作品です。全24話
上山高校アニメーション同好会の宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、
藤堂美沙、今井みどりの五人はいつかみんなでアニメを作ろうと誓い合った。
それから二年半後、宮森あおいは武蔵野アニメーションに就職していた。
そして『えくそだすっ!』に制作進行として関わるようになるのだった・・・
とにかくいい作品だったと思います。高校時代の誓い合った夢、現実の
アニメーション制作とのギャップ、自分の想いとそぐわない世界と
様々な部分で自分が思い描くものとはかけ離れて行きそうなのにどれも
中途半端にやらずひたむきに進んでいくのは良かったです。
実際にアニメーション業界に携わって来た人たちをモチーフにしたキャラ
も登場していたりして、実際の現場等はほとんど知らないわけですがそこに
実際あってもおかしくはないという感覚を起こさせるスパイスになって
いたように思います。
アニメーションという1つの造物をみんなが様々な形で描いて、その中に
自分の夢を込めて、他人の夢と重ね合わせて別の描かれなかった未来が飛び
こんでくる。そんな思いが1つに集まって遂に出来上がっていく。
1クール目も2クール目も終わりをきちんと整えて次に向かっていこうと
するのが良かったです。
夢を描く力が全てを前に進めていく。何も描けなければそれは真っ白なまま。
今、その描き始める一歩を選んで道を未来を切り開いていくんだっていうのを
強く感じました。
全体として話の流れをあまり崩したり逸らしたりせずによくまとまった
話の構成でとても良かったと思います。
◆個人的点数評価 80.577点