photon さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SHOWの描写
以前何かの本で押井守が戦争を描写したくてこの作品(確かパトレイバーだったか…)をつくったとかそんな感じのことを読んだ記憶があるのだけれど、本作品は戦争SHOWの描写を目的としているんだろうなと感じた。
娯楽としてはそれで良いと思うのだけれど、戦争ものに限らずそういう演出が多いのは制作スキムの確率が原因なのか似たような経験をしている人が多いのか、いづれにしてもこの時代の文明をよく反映していると思う。
名は体を表すというべきか、MODERNと名付けた人間を褒めるべきか、兎に角何でも型に嵌める、嵌まる傾向が強い時代だと思う。
特に情報インフラが発達してからその傾向が一際強くなるのはミームについて少し勉強すれば割とすんなり納得できてしまう。
ストーリーについて、割とバタバタしているように感じるのだけれど、恐らくSHOWの要素が濃く演出が過剰な為だと思う。展開の繋ぎがもう少ししっかり作り込まれていればもう少し評価できたと思う。
要所がいくらかあるのでもう少し過剰な演出を抑えてもミームの拡散効率は変わらないか、緩急が付きバタバタからメリハリになって向上するような気もする。