かすけす さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
希望を与えてくれる作品。本当に素晴らしかった。
全24話
約1年3か月ぶりのレビュー投稿です←
この期間自分はアニメからやや距離を置いていましたが、久々に興味を持ち視聴を始めたのがこの「SHIROBAKO」です。録画を続け4月になってから一気に視聴しました。
ざっくりと言ってしまえば「アニメを作るアニメ」がこの作品です。アニメーション制作会社の実態が非常にリアルに描かれております。
まず自分は、ある意味なんでもアリな作品だなぁという印象を受けました。例えば{netabare}作品冒頭のレーシング、主人公みゃーもりのぬいぐるみが喋りだす妄想、「万策尽きた」「変な話」など口癖が異常だったり極度のコミュ障がいたりお腹でゴルフボール弾いたり {/netabare}...リアルな会社の様子が描かれた作品ですがこのような現実ではあり得ないであろうシーンがあることに現実とアニメの区別がなされてるなぁと感じ個人的には好印象でした。まあリアルだけ取り入れても作品としては栄えないですからねw
高校時代、女子高生5人が同好会でアニメを製作し、いつか5人のアニメを世に送り出そうと誓った、ということがこの作品のカギとなります。
そこから主人公のみゃーもりこと宮森あおいを中心に「武蔵野アニメーション」でのドタバタが描かれていきます。この作品から学んだことですが、アニメ製作には監督、デスク、作監、音監、その他スタッフ、いわゆる作品1本に関わる全ての人が連携を取っていくことが必須になります。連携がスムーズに取れれば問題ありませんが、仕事量による負担、作画、脚本についてのこだわり、声優の選出、各々のアニメ製作に対する意向などが交差してしまうと、決してスムーズに製作を進めることが出来ません。その逆境を乗り越える様はこの作品1番の見どころだと思っています。そして乗り越えたと思ったらまた新たなトラブル発生と...一難去ってまた一難って感じが観ていて目が離せませんでした。
5人の誓いがこの作品のカギと書きましたが、それについてはあえて言及しません。自分も涙が止まらなかったのでネタバレなしで観てほしいのです。。。
社会人が働く様子を描いた作品ですが、まだ学生である自分は少しでも未来に希望を持てたと感じております。この作品がリアルに描かれていたからこそ、チームワークの力って無限大だなぁと感じ取れました。。。間違いなく自分に大きく影響を与えてくれた作品です。
PAにまた大きな歴史を刻んだ名作でしょう。
久々の駄文失礼しましたっ!