sherlock さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
忘れられた“響”と“轟”…
このアニメはある事故がきっかけで中止となった太鼓祭りが
復活するという一本の電話からストーリーが始まる
太鼓奏者として活動するアキだがこれまでは
父親に大見栄をきって出ていった使命感から太鼓を叩き
夢を抱き太鼓を叩いた頃の気持ちを忘れてしまっていた
しかし、最後の太鼓祭りが開催されることとなり
和太鼓部の後輩やかつて共に和太鼓を演奏(個人的には演武だと思ってますw)した仲間たちと
祭りで太鼓と心臓の鼓動がシンクロするような感覚を再び抱くことができたことで
彼女の中にかつてあった夢に対する“想い”と“信念”を取り戻した
このアニメは夢が実現した人のストーリーであるが
僕の中の解釈では…
{netabare}【夢は必ずしも実現すべきものとして存在するのではない】{/netabare}
ということを伝えているような気がした
男性だったら仮面ライダーだったり女性だったらセーラームーンなど
昔の夢を思い返すとその夢に出会えたことに喜びを感じ元気をもらえるのではないだろうか…
また、夢が変わる瞬間というのは人生の大きなターニングポイントである場合が多い
従って、昔の夢を思い返すというのは
違う決断をした場合の自分を良くも悪くも想像できる
その自分と今の自分を比較することで今の自分の頑張る活力になる人もいるだろう…
このアニメを観た人はぜひクローゼットの奥にしまっているものを久しぶりに出してみてはいかがでしょうか
もしかすると自分でも忘れてしまっていた夢のきっかけが見つかるかもしれませんよ(´▽`*)
は~い、ということでいつものごとく真面目な感じになってしまいましたが…
このアニメはアキに僕のバチを握って欲s…ゴホンッ、じゃなくて(汗)←バチあたりww
夢とバチは自分の手で掴むものだということを教えてくれるアニメなので
興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか(^O^)/
P.S.
若手アニメーターでこんな作品が作れるなんてたまがった~笑
あと、本物のケヤキの胴と牛革をブナや竹の撥で叩いたら
「ドン」や「カッ」とは比較にならないほど力強い音が出ますよ~
↑決して自分が下手だから太鼓の達○を批判している訳ではありませんww