uppo さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
必要な時、非情になれない人間は、自分の手を汚したくないだけの偽善者だ
後半位から一気にスピードを上げて駆け抜けた感じがあります。
特に最終回は展開速すぎです。
ただ雄二が瀕死状態の時に麻子が背中を押すシーンは素晴らしかったと思います。
原作にも無かった演出だったし鳥肌ものでした。
ただ果実、迷宮、楽園トータルで考えるとやっぱり抜けが多い気がします。
もっと天音のドライブテクが見たかったし、ヤブイヌ小隊ももうちょっと出番が欲しかった。
個人的師匠の名言も無かったり・・・。
果実は過去編の「Prologue De La GRISAIA」を加えて各キャラをしっかりやれば2クールでやれただろうし、迷宮、楽園も後1、2話あればぺース
ダウン出来たと思う。
アニメと原作どっちの方が良いかと聞かれてら原作と答えるでしょう。
原作との相違点
{netabare}・雄二が普通の学校へ行きたいと思ったのは、麻子の死後に一人旅で北海道まで行って、とある人の「青春」って言葉を聞いた時だったはず。だから2年前にはまだそういう想いは無かったはず・・・。
・ダニーの死については原作では詳しく語られていなかったと思う。
「死因が事故死、雄二と最期に会ったのは学園長を助けた時」
間違っていたらすいません。{/netabare}
アニメで語られる事がなかった箇所
{netabare}楽園2話の最後の方でダニーが車を買ったと言っていた。
その車かどうかは不明だが、ダニーの所持していたぼろいアメ車はダニーの死後、雄二が所持している。
・麻子が死ぬ前に「星が綺麗だ」と言っていたが、ブースタードラッグによる副作用により星屑症候群になり、実際星のように光がキラキラ見えていたと思われる。
今作品でのブースタードラッグは超強力な血管拡張拡張作用があったと思う。その為、長距離射撃の際に使用する事で、瞳孔が一時的に開きっぱなしになり射撃の精度が上がるみたいな感じだったと思う。{/netabare}
この辺曖昧なので間違っていたらすいません。
原作の中からカットされた部分
{netabare}・麻子と雄二の射撃対決。
・部屋の壁に雄二が生きる事にもがきながら文字を書くシーン
・エドワード・ウォーカーの実家話
・タナトスさんの5人への試験
・エドワード・ウォーカーの活躍シーンをカット。扱いがひどい。良い奴なのに・・・。
・みちるの出産シーン
・楽園という名の島の名前が出て来なかった。
「グリザイア島」だったと思うが。
{/netabare}
最後にグリザイアで一番好きな名言を書きます。
アニメではこのセリフは無かったはずです。
{netabare}「世の中は自分に厳しすぎる・・・そんな風に思う事もあるだろう。だったらまずは自分が周りに優しくなる事だ・・別に綺麗ごとを言うつもりはねぇ・・・ただ、そうしてみることで、今まで見えなかった世界の優しさが見えてくることもある・・・汚い物が多い世の中だからこそ、小さくても純粋な善意が輝いて見えるようになる・・・それでも世界がこんなに優しいということを、お前はまだ知らないんだ・・・」by師匠{/netabare}