「かぐや姫の物語(アニメ映画)」

総合得点
64.8
感想・評価
291
棚に入れた
1189
ランキング
3558
★★★★☆ 3.8 (291)
物語
3.6
作画
4.2
声優
3.6
音楽
3.8
キャラ
3.5

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ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

竹取物語~悲恋編~。

この作画の水彩の部分は好きです。

ただ、スケッチ風の鉛筆っぽい線描は好きになれません。
劇場で観てないんですが、あの太くて粗い線描をもし劇場で観いたらどう思ったのかちょっと想像できないですね。

だけど竹から出てきた瞬間からある躍動感、生命感や温もりは好きです。
そして不安だった「かぐや姫は絶世の美女に視るえのか?」という点は‥
視えました。
これは結構不安だったけど確かに絶世の美女に視えました。

‥どうでしょう。。

もう何をもって作画を評価していいのか解りません。

一つ言えるのは作画に耐えられるかどうかのせめぎ合いはありました。
結局最後までいい部分と視聴の妨げになる部分とのせめぎ合いは解消されず、終始気になる作画だったと思います。


物語。
原作に忠実に作ったというような話を聞きましたが、オリジナルキャラの捨丸がちょっと影響力が強すぎた感じがします。
例えばあれが女の子だったり大人だったりしたら、田舎の暮らしと裕福ではあるが窮屈な暮らしの対比になっていたと思うけど、捨丸のキャラが強すぎてタイプの男が居る場所と居ない場所の対比みたいになってしまっていて、竹取物語~悲恋編~という趣が強かったと思う。

逆に侍女の女の子?はとてもいい味わいだったと思います。
あの娘が居ないと、窮屈な暮らしを視聴するのがかなり重たい気持ちになってたような気がします。
まあ、重たく感じること自体はかぐや姫とシンクロしていて問題ないとは思うけど、視聴にもかぐや姫にも多少のオアシスは必要だと思うので、
出しゃばらず、たまにおかしなフォームで羽根突きの相手なんかをしてくれる彼女の存在は救いでしたw

エンディング。(一応閉じておきます。)

{netabare}

やっぱり分かっちゃいるけど切なくなります。
お爺さんお婆さんに救いがないことと、かぐや姫の感情の部分が一瞬で消えてしまったこと‥
完全なバッドエンドですよね。。
視聴後ライトな物語でも視てリカバリーを計りたくなります。

{/netabare}

【因みに。】
何故遠い昔にこの切ない物語が生まれたのか‥
多分読者は裕福層だけど男性陣は結構弄ばれちゃってるので男性陣ではないような気がする。
そう考えると、女性が考えた物語なのでしょうか。
謎の多い得体の知れない女に入れ込んでたらろくなことないよ?
という釘を刺す物語を女性陣だけで楽しんでいたのかもしれません。
そして浮気の疑いのある旦那にでも聞かせていたのでしょうか?

まあ、真相は解りませんw

この物語の評価も上下動が激しすぎて計測不能です。


ー追記ー

{netabare}

バッドエンドと書きましたが、月の住人からしたらなんらバッドエンドではないですね。(そりゃそうだ。)

仮に、
月の住人=悟ってる人
地球の住人=俗世の人

とすると、最終的には「心穏やかなかぐや姫」は救われた。
一方の「打ちひしがれたお爺さんお婆さん」は、まだ救われていない。

謎の原作者が月側の思想を持った人だったとすると、この物語はバッドエンドではなく「悟りエンド」になるわけで、そう考えると「愛憎を解決できるのは悟りですよ。」という「教え」?の話に見えてくる。

まあ、真相は解りませんがw

{/netabare}

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 299
サンキュー:

14

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