じぇりー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たぬき…じゃない、手抜きではアリマセンヨ!
未読だが、4コマ漫画原作の作品ということもあってか、非常にテンポの良いギャグアニメに仕上がっていたと思う。
登場キャラクターのほとんどがボケとツッコミ両方の要素を持っているため、場面場面でこの役割が変わることで単調さも回避できている。
というか、武骨で鈍感な男子高校生が人気少女漫画作家という時点で、ツカミとしては十分過ぎるだろう。
大抵のエピソードがCMを挟んだ2部構成のような感じになっており、さらに1つのシーンでいくつものボケとツッコミがあるため、オチの数が多いのも特徴だ。
成分にもある通り、「ラブコメ」と本作を捉える人も多いかもしれないし、それも一つの感じ方だとは思う。
しかし、主人公・野崎君とヒロインを始め何組かカップリングできるキャラ達はいるものの、全て「ラブ」より「コメ」の部分が勝っているため、関係性に殆ど進展は期待できない点をもどかしく感じる方もいるかもしれない。
だが、個人的にはストーリーの性質上これでマルなのかな、と思う。
私自身、中高生の頃に漫画家に憧れて、一通り道具を揃えて漫画を描いてみたりしたことがあったので、「ベタ」だとか「スクリーントーン」など、懐かしい言葉が色々出てきて少々嬉しくも感じた。
かといって、専門的過ぎることもなく、「漫画家」という仕事の全体像を垣間見ることのできる内容になっているので、非常にとっつき易いアニメではないだろうか。
見る人をあまり選ばず、1クールで上手く纏まった頭空っぽで気軽に楽しめる作品になっているため、気になる方は実際視聴してみることをお勧めする。
従って、レビューはいつも以上に簡潔に終わらせマス。
たぬき…じゃない、手抜きではアリマセンヨ!