oneandonly さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
萌え表現のひとつの到達点
世界観:7
ストーリー:5
リアリティ:1
キャラクター:7
情感:4
合計:24
これまで、あにこれの総合評価で上位の作品に外れがなかったこと、知人の評価が高かったこと、まどマギと同じシャフト&新房監督ということでそれなりに期待して視聴しました。
しかし、最初の3話までで何度か寝落ちして継続視聴を検討するはめになり、まよいマイマイと12話が良いとの意見が多かったので5話まで視聴した結果、少し抵抗がなくなって最後まで見ることができました。
絵はかなり好きな部類で、あとはED曲が良いです(これで世界観+2、キャラ+2の評価)。OPもヒロインごとに変わるというこだわりもありました。実写や文字を使った映像表現や演出は凝っていますが、自分はそういう所に意識を使いたくなく、プラマイゼロ。
この作品は主に主人公とヒロインたちとの語り(掛け合い)に独特さがあるのですが、難しい言葉や日常会話ではありえない台詞が続きます。自分としては、物語には作者が見えなくなって、各キャラクターがそれぞれに考えを持って生きていると感じられるのが好みですが、これでは作者しか見えてこなくなります。
つまりは、リアリティがないということですが、視聴していく中で、この作品はその点を全く気にすることなく、むしろ意図的に「萌え」の表現を追求していると感じられ、それが好き嫌いの分かれるところなのだと思います。この挑戦を受けて、リアリティは初の「1」評価にしました。
自分はリアリティを重視していますし、作られた印象の「萌え」も好みではないので、この評価になったということで、ご理解頂ければ。
ある意味、萌え中心でOKな方にはかなりおすすめかも。12話は確かに素敵な作りでした。
(メモ)自分が序盤に疑問を受けたところ
{netabare}
・ひたぎの体重が5キロ。それが落下してくるところ、5キロの米袋を想像すれば、あんなに軽いこともないだろう。
・ひたぎの所有文房具の量。どこに隠し持っているのか。
・あららぎ君が元吸血鬼という話が普通に流されていく違和感。
・いわゆるハーレム状態。2話のひたぎをはじめ、ヒロインたちの行動に通常ありえないものが続く。ストーリー上、あららぎ君にそこまでの魅力を感じない。
{/netabare}