九十九 夜空 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ちょっと感想と考察を…
まず1話観ての感想は、「期待できそうだなー」
寿命が決まっているという、心を持ったアンドロイド。それを回収する業務を受け持つ主人公たち。彼らが自分のパートナーと、たくさんの回収対象に出会うことで、何を思い、感じるのか、今後も期待( ´▽`)
あと、設定について批判されたりということがあるので、批判に対する反論↓
○何故回収するのが人間ではなく、アンドロイドなのか。人間が作ったから人間が回収すべき。に対して↓
・このアニメは「心」を重視していると思う。ただのアンドロイド、心を持たないならば人間が回収してもいいかもしれない。だが、回収対象は心を持ったアンドロイド。実際は機械だが、心を持っている時点でそのアンドロイドが何かを思い、願い、感じている。これから記憶を消すという特有の不安感、恐怖、それをケアすることも必要だろう。アンドロイドの人格や記憶は全削除されるが、だからといって雑に扱うのは『人道的に』どうなのか?ということだ。人間らしく生きる上で必要なことは何か?ということを考えるべき。
○回収期限にこだわりすぎ、期限をこえたら機能停止とかにすればいい、に対して↓
・人間の心のすべてを予想することは不可能。機能停止を付けたとしても、車をアンドロイドに運転させて逃げた場合、機能停止すると事故を起こす可能性が高く、所有者の命を守るという比較的基本な常識を考える必要がある。運転し終えるまで機能停止しないなど、細かすぎる設定は物理的にも、描写的にもエラーや、説得力のなさが浮き彫りになるため、現在の設定が望ましい。
○記憶、人格の全削除のとき、個人情報の漏洩を防ぐためとか言って、所有者の同席を強要するのはどうなの、に対して↓
・所有者は人間なので心を持っているのは当たり前な訳で、9年と4ヶ月近くも一緒にいれば愛着がある。そうなると、最後の見送りは、当事者としては同席したいと感じると考えられる。回収する主人公側(業者側)からしてみれば、そこで見送りに同席してくれれば、個人情報の問題対策になる。全ての所有者が同席したいと考えるかは、不明だが、この文を書いてる私自身のようにドライな心を持つ人は、同席したいと考えずとも、個人情報漏洩を防ぐためといえば、当事者となると意外と納得してしまうものだ。
○情報収集をアンドロイドがしてるかどうかなんて、利用者はわかんなくね?機械だから、電波でも飛ばせるし、に対して
・別にわかるわからないの問題ではない。会社に運び込む前に記憶を消しているので、情報漏洩の心配はないということを利用者に納得させているので可。電波云々に対しては、そもそもアンドロイドをレンタル?購入?する時点で、言い方を変えると『アンドロイドに私生活を監視されることを容認』している訳で、そこは購入の時点で自己責任となる。そもそも、設定の時代でいえば、電波飛ばしてたらバレそうだし、そこまでして情報収集しても、メリットよりバレたときのデメリットの方が大きくて、しないだろう。信用がなくなれば、会社は破綻して、買収とかされるだろうし…