29号 さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
女の子の魅せ方に特化した作品
原作は丸戸史明氏のライトノベル。
丸戸氏と言えば「WHITE ALBUM2」の構成と脚本を手掛けています。
アニメーション制作はA-1 Pictures。
ノイタミナ枠で放送。
ハーレム系のラブコメ。
まず初めに私はハーレム物はあまり好みではありません。
最初の数話はニヤニヤしながら視聴しますが、回を重ねる毎にいつの間にか魔法が解けたの如くつまらなくなる(勝手にシンデレラ症候群と呼んでます)事が多々あり、そしてメインストーリーに無駄に多く絡む恋愛描写の影響で最終的に尺が足りなくなってストーリーや設定が薄っぺらになる事が多いからです。
この作品もそうですが、唯一良かった点は女性キャラクターが可愛く魅力的な所ですかね。
女性キャラクターへの作画やカメラアングルへの拘りが尋常ではないです。そこを追求したアニメと言っても過言ではないでしょう。
特に0話はサブタイトルの通りサービスショット満載です。
1つ気になったのが、バックの色が薄くなりキャラの目だけ色彩が付いたりと時々シャフトのような演出がありました。あれはどーなんでしょ…。
それ意外のストーリーなどは特筆すべき点は残念ながらありません。
ダラダラとキャラが登場し、その度に主人公とイチャコラなるために中々ストーリーが進みません。
終盤で新キャラって好きじゃないんですよね…全体の着地がブレるし。
それにプラスして肝心のオタク主人公が好みがはっきり別れるでしょうね。
{netabare}
「三次元に興味が無い」や「滅びよリア充ども」と言ってますが、オタクを主張しておきながらあの境遇。貴方も十分リア充の勝ち組ですやん。
{/netabare}
この作品のポイントはご自分のお気に入りのキャラクターを見つけて視聴することではないでしょうか?
まぁハーレム物の魅力ってそこですよね。
個人的に1番好きなキャラクターは、メインヒロイン?の加藤恵。
一見無表情ですが、何気ない仕草などが可愛かったりします。
何より良かったのが、声優さんです。
安野希世乃さんという方が演じていたんですね。申し訳ないですが、私はあまり知りませんでした。
感情の乗ってないセリフやぶっきらぼうなツッコミなどかなりツボでした。これから注目していきたいです。
{netabare}
好きなシーンは6話のデート後に英梨々と加藤恵のシーン。
あのムッとする表情凄く好きです。
{/netabare}
ストーリーや設定に深さはありませんが、女性キャラクターの魅せ方に特化した作品だと思います。
オススメって程ではないですが、まずまず楽しめる作品だと思います。