退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
泣ける
かつて国内外の数々のピアノコンクールで優勝し、指導者であった母から厳しい指導を受けて「ヒューマンメトロノーム」とも呼ばれた神童有馬公生は、母の死のきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなってしまう。
それから3年後。
14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。
ヴァイオリンコンクールでのかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。
かをりは、好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみのである公生とも行動を共にするようになる。
公生はかをりに好意を抱くようになるが、親友である渡に気を遣って想いを伝えない。
椿は公生のかをりへの恋心に気付き、また自身に芽生えた公生への恋心にも気付き苦悩する。やがてかをりの病状が悪化し手術を受けるが絶命する。
かをりは生前に公生宛の手紙を書いており、死後両親より公生へ手渡される。
その手紙には、渡を好きだと言ったのは公生に近づくための嘘であり、本当は公生が好きだったと記していた。