最古ガンダム さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
”夜の”というタイトルに誘われる
ヤッターマンを知っている人なら、見てみたいと思ってしまうこの作品。
ヤッターマンは70年代後半に大人気を博し、リメイク版も人も2000年代後半に放映されている。
明らかに初代ヤッターマン世代をターゲットにした作品で、”夜の”という妖しげなタイトルに誘われて一話をみてしまった人も多いだろう。
一話を見てしまうと、このドロンボやとてもキュートなドロンジョの行方が気になってしようがなく、だんだんストーリーにはまってゆく。
ところが、ストーリーは予想外に”しんみり”していて毎話”ちょっといい話”的に悪者のヤッターマンにお仕置きすることを目指す展開となっている。
10話くらいまで、毎話”ちょっとイイ話”が続くオムニバスストーリーに近く、連続的に煮詰まっていくストーリー展開はほとんどない。
この点においては、初代ヤッターマンと共通させたのかもしれない。
喜多村さん演じるドロンジョがとにかくかわいくて、ここには”ヤラレタ感”があり、心を掴まれる。
ストーリーのラストは、若干、こう落ちるしかないか、という展開。
悪の組織ドロンボ―が正義の味方ヤッターマンを打倒しに目指す明らかに北海道を意識した旅を続けるところまでが、むしろ見どころだったのかなと、思う。
しかし、このコンセプトは大正解。結局完走してしまった。