退会済のユーザー さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
「デレンセン教官殿ーッ!!」
確かに腑抜けたアニメが多い時代だと思う。ラノベ原作から萌えアニメ引っ張ってくればとりあえず観るんだろお前らw、みたいな制作側の意図が見える作品も激増した。それは嘆かわしいことではあるかもしれない。だが御大、硬派すぎるよこのガンダム・・・。
分かりにくいというか、もはや分からない。ターンAの時にも感じたことだが、オールドタイプの僕が精一杯頭をひねって分かりやすく解釈した結果では、きっと御大は「なんでも教えてもらえると思うな。少しは自分で考えて行動してみろ」的な方向性のことをおっしゃりたいのだと思うが、最近はやり過ぎでしょうw
独特の台詞回しと展開の早さは今回も健在。真面目に観てないと、あっという間に置いてけぼりをくらい、登場人物たちが何を言っているのかすらさっぱり分からなくなる。けれど、そこまで全力で観ていたいかというと、それほどまでに引きつけられる魅力がないので疲れて嫌になってしまう。
まずもって見た目に一番インパクトのあるモビルスーツがダサすぎて耐えられない。多分これはもうジェネレーションギャップなんだと思う。
今回のモビルスーツたちを観ていてイメージが重なったのが、ドラえもんに出てくる22世紀とか、コブラやスタートレックに出てくるような、「70年代80年代全盛の人が考えた」未来。例のピッタリした全身タイツのような格好で、空飛ぶ車に乗って颯爽と丸い建物ばかりの町を飛ばして行くようなイメージである。ああいうダサさをとてつもなく感じた。つまり、昭和の人たちが考えていた「未来人」のイメージがものすごく色濃く、モビルスーツのデザインに出ている気がしてならない。
厳しい人なので「分かる人に分かれば良い」ということだとは思うのだが、昔から「分からせようとする努力はしない人」なんじゃないかなw
残念なんだけども、とにかく続きを観る気がしない。「伝えたい側」の仕事としてはそれだけで致命的だと、僕は思う。富野監督の作品がリアルタイムで観られるととても楽しみにしていただけに、もう着いて行けない。