animeneko さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
最高品質の作画の京アニダークファンタジー
京アニのダークファンタジー。
原作は京アニのKAエスマ文庫のラノベ。
こんど映画版をを作るらしい。
まずはこのアニメのすごいところは作画のキレイさ。そしてバトルアクションがよく動く。アニメとしては最高レベルの動きじゃなかろうか?また作画での演技というか演出も細かい。まるでハリウッド映画並みの映像のキレイさだった。
作画だけでも見る価値はありそう。
舞台は奈良や京都あたりかね?ジャンル的には学園バトル物になるのかな?異能バトルアクション?
しかし、ストーリーとかはいまいちかな。演出とかキャラがかわいく描いてあるし、動きがこまかいからごまかされそうだけど、設定とかは、ストーリーはテンプレ的などこかのラノベにありそうなものばっかり。
ストーリーやキャラの作りこみが月並みなのにもったいなぐらいな作画のがんばりだったな。
アニメの動きがハリウッドに負けないぐらいなのに、それに釣り合ったキャラの設定じゃないというかバランスが悪いというか、萌系ラノベのキャラそのままの妹萌えとかメガネ萌えとか、しかもそれを恥ずかしげもなく口に出して恥じる所がない男とか、ちょっとヘンな男じゃないか?おもしろくはないよね。
メインヒロインのミライさん、呪われた一族の出身で忌み嫌われてきたという設定だったけど、特にそういう過去を思わせるエピソードがなかった。そういう暗い過去を描くのは京アニは嫌いなのかな?
表情の演出とかでいろいろと演技するけど、特に感情移入できるほどのキャラでもなかった。
他のキャラもラノベのテンプレキャラが多くて、感情移入できるようなのがいない。カワイイキャラはいるんだけどね。
やっぱり脚本力が弱いんだろうな。
とても作画陣ががんばっているだけに残念な作品。
ダークファンタジーは人気のある分野だと思うし狙っている京アニの姿勢はわかるが、もっと脚本に力をいれないとね。