ダレイオス さんの感想・評価

1.7
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態：観終わった

こんな出来で、いいんすか？

チョット色々古めのアニメですね。
まず作画の演出が古いかな、特に目立った上手い構図があるわけでもなく
絵や背景もあまり動かないし
キャラのいろんな動作も動いても気持程度にしか動かないので
地味な印象は拭えないです。

妖魔と戦うアニメなんだろうけどバトルも肝心な妖魔の動きがあまりなくて
威圧だけの棒立ちなので特に凄いとか思わないのでバトルものとしても酷く
迫力はないですね。
内容も最近ではあまり見かけなくなった、ダイレクトなエロ＋グロ、バトル
１話のアバンからそうなので視聴者的にはそういうアニメなんだと
すぐにわかるのはありがたいけど出来が出来なだけにチャンネルを変えたくなる。

主人公の真一郎は１話アバンの時点ではやられ役のモブキャラな印象です。
モブキャラかと思ったら主人公だったという外見なので見た目は地味かな
一般人が急に妖魔退治に巻き込まれる、巻き込まれ型なので
視聴者目線で見れる所はわかりやすくていいのですが、特長はあまりなく
正直魅力がない。

ストーリーは１話にしてヒロインの朔邪の理不尽な暴力から始まる。
意味も無く殴られるのは嫌ですね。
別に暴力＝即嫌いってわけでもないんですが
朔邪は戦っている相手が人間の姿をした妖魔だと状況的に説明してあげないと
関係ない人が理解出来ないと思われる場面でも平気で理解していると思っていて
止めに入った主人公に妖魔退治の邪魔をするなと暴力を振るうし
スリーパーホールドって・・・ヒロインなんだから・・・
私は強気な性格の女の子は好きですし
正義感の強い裏返しなのはわかるのですが必要性の無い暴力は悪印象が強い。
申し訳ないけどヒロインの魅力はゼロ
最低限社会常識的があるもう少し魅力的な女の子にすべきでした。
ラッキースケベ時の暴力はお約束なのでしょうがないとは思いますが
これもキャラ付けとしては古いですよね。

ストーリーは妖魔退治がメインに見えたのだが
展開があまり面白くはないですね。
敵の妖魔の動きが殆ど無いので微妙、見て楽しむには苦しいアニメでした。
バトルシーンなのに会話ばかりなんで面白くはないです。
動いたと思ったら妖魔がヒロインに対して生気吸うシーンが
服が剥がれたりエロだし、純粋に化物退治ものとしてはすいません・・・面白くないです。
肝心なエロにしても不自然な規制だし、エロくない。
エロ目的を狙っているのにエロくないのは致命的ではないでしょうか
このせいでスタッフの力量不足から来るギャグアニメになってました。
生気吸われた時の「最高の快楽と引き換え」説明も意味がわかりません。
申し訳ないけどエロアニメの設定なのかな？と思ってしまいました。
そしてシリアスなバトル中に平然とラッキースケベを入れてくる辺り笑うしかないですね。
いくらエロアニメでも唐突で面白くはないです。
ピンチ時にキスでヒロインが覚醒なのも唐突ですよね、演出的にもたいしたことがないので
面白いとは思えませんでした。
ご都合主義的なのも問題ですがそんな展開流石に不自然ですよね。

ストーリー展開も最悪だシリアスをしたいのかエロをしたいのか
まったくわからない。
緊張感のある場面でいきなりサービスエロシーン
義務で入れたいんだろうけどそんなものは嬉しくはない。
チョット上の文章でもシリアス中にラッキースケベが起こると書いたけど
本当にこれです。もう少し工夫のある展開が見たい。

そのためタマを仲間にするのもギャグで、苦笑いするしかありません。
大事な仲間加入イベントなのに特に盛り上がることなく
朔邪の勝手な性格もあってあんまり面白くなかった。
真一郎がキスをすれば、その子との過去の記憶を思い出すもの唐突
タマが真一郎にイチャイチャしていたら、朔邪が怒り出して暴力を振るうのも
今更かなと思ってしまいました。
朔邪はあんまり好きになれる性格ではありませんね。
ただ単に暴力的なのは抵抗はあります。
そのためツンデレ的な魅力もあまり感じませんでした。すいません。

いきなり穴に落ちて妖魔との戦闘とか展開があまりにも唐突で工夫もないので
あまり面白くはないですね。このブツギリな展開は低クオリティーな作画以前に
制作者側のセンスの問題であり面白いと見せようとする努力は感じられない。

新キャラの朔邪の妹の須世璃も出てきたと思ったら、テンプレエロ要員で
主人公を狙うキャラて・・・うーん、なんかな・・・
会ってすぐ風呂で風俗プレイでですか？感情移入しずらいです。
展開もテンプレですね。あまり面白くは無いかな
バトルでは島津家の使用人が惨殺されてもスルーされ
キャラに感情移入しずらかった。
死にそうな場面なのにエロ入れたリ危機感が無かったし
またしても、まじめなシリアスやりたいのかエロやりたいのか
わからずどっちかにして欲しい。
そもそもグロシーンしか印象に残らないバトルシーンは魅力的でなく
もう少し工夫が欲しかった。

敵の親玉らしき奴や幽霊武者だのが出てきても盛り上がる話しではなかったし
やはり戦闘描写はよくない、エロも中途半端で別にエロくもないと
出来はよくないです。幽霊武者を倒すのも、文字を消さないといけない
設定があるのに対したことがない結末だったりサッパリ面白くない。

場面場面でも雑な展開が多い。人工呼吸のシーンがまるでキスみたいだっり
全然人工呼吸ではないだろ・・・と
もはやどう突っ込んでいいのやらと制作している人は変だと思わないのかなと
考えたりしました。人工呼吸ならそれらしい感じにすべきだと思う。

ただ、後半はマシになった感じはしましたね。
キャラの意外に作画も前半よりは良くなっているので、そのギャップで
見れるレベルにはなってました。少しは可愛くは見えましたね。
バトルの作画も前半酷かったのを見ていたので後半回復したのを見たら
意外にいけるんじゃないかな？と思えるぐらいのクオリティーは
感じられ見る気にはなりました。
しかしながら、あんまりにも酷いんで後半はまったく期待していないで見ていて
たまにチョットいい所があったら
チョット褒めちゃおうかなと思ってしまうぐらいのアニメだったんでしょうね。
よく考えたら別に大したことでもないのに、いいかな？と錯覚してしまう恐ろしいアニメでした。
１話から１０話の流れは最初から中盤までは異次元レベルで出来の悪いアニメから
後半、低予算アニメのかなり出来の悪いアニメになった感じでした。
酷いことには変わりはなかったです。

言い忘れていたけど朔邪が終盤急に空中に浮いて敵とバトルしていたのには
ニヤリとしてしまいました。お前飛べるのか？と
思ってしまい唐突な展開にあんまり設定も考えてなさそうでした。
終盤マシになったかと思ったとたんに悪い意味で笑える展開と
困ったアニメでした。

作画については上に書きましたが色々と苦しい。
戦闘ではまったく動かなく迫力は無い。エロい場面でもエロくもない。
作画的表現不足のため何をしているのかわからない。
見ていて辛かった。戦闘アニメでなければ作画１は回避出来たけど
戦闘見てしまったら近年マレに見る苦しさだった。
これは作画は最低ランクですね。

声優さんは朔邪役の声優さんは木戸さんなんですが滑舌もあんまりよくないんですが
下手とまでは聞こえませんでした。
演技方針が問題なのか酷い演技に聞こえるんですよね。
そのためよく聞くとけして下手ではなく、むしろ上手く聞こえるですよね。
聞いた瞬間は引っかかり違和感を感じ酷いと感じる演技
でもよく聞くと悪くない。
そもそも朔邪の酷いキャラには合っていて演技としては上手いと言えるかな
個人的にはあまりよくないと聞こえても
下手でない場合は低評価にはしたくないんですよね。
イスカ役の藤村さんは嫌な悪役のキャラなんですが演技が上手い分
ずっとウザいなっと感じることが出来悪役の演技としては凄かったです。
他の声優さんも地味な演技の方が多いですが普通にこなしていたと思います。
声優さんの評価は朔邪役の木戸さんは引っかかり、イスカ役の藤村さんはウザい演技だったの
ですが演技としてはまずまずだったです。個人的にはそう判断しました。

キャラについても主人公が地味であまり魅力的ではないかな
ヒロインもキャラ付けが古くあまり人に勧められるキャラではないかな
そもそも見た目だけでなく性格もテンプレキャラが多すぎるこの内容では苦しい。

昔懐かしい気分になれるアニメですが気分だけで中身は昔のアニメと比べると
失礼なくらいお粗末で内容的には苦しいと思います。
バトルの作画、演出は苦しい。脚本もかなり苦しい。
キャラも魅力的ではありませんでした。
エロにしてもエロくないし、チョット酷すぎましたね。
せめてオリジナリティーが感じられる要素があれば良かったのですが残念です。
超が付くほどの低クオリティー作品にありがちな
あまりの酷さの上、笑える場面もあるのですが
個人的にはそういった所を評価してしまうと無茶苦茶な評価になってしまうと考えているので
純粋なアニメの点数としては評価出来ないです。
酷い点数にはなりましたが、もし自分の好きな原作作品がこの出来だったら
普通の人なら怒り狂い０点のアニメだと思うんじゃないですかね？
思わず「こんな出来で、いいんすか？」とギャグを考えてしまいました。
酷い出来のアニメだった・・・