ふぁれのぷしす さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
私は好きですが、世界観が受け付けない人も多そうです
4人の女の子がバイクで旅をしながら、友情や親子の絆を独特な世界観で描く作品です。
私はこういう青春感のある作品好きですが、受け付けない人も多そうな
序盤で視聴を切られるタイプの作品だと思いました。
所沢編、東京編、名古屋編、京都編、各前後編2話、広島編4話計12話
各編で登場人物が変わり、2話で1つの物語なストーリー構成。
4人ヒロインなのに、各編ゲストキャラがメインキャラで4人が脇役扱いな変な設定
近未来の変わった世界観や設定、独特な色彩の背景、意図したギャグコミック演出
まだまだ挙げればありますが、深夜アニメではあまり無いような作風です。
それらのせいで世界観提示と人物の関係性など序盤がよく分からず、キャラクターの掴みも弱く感じます。
4話あたりまで何がしたいのかの方向性も見えません。
伊勢名古屋編あたりから少しづつ面白くなって、二人の友情を描いた京都編は良かったです。
{netabare}
結季奈へ籾山が「とても良い絵だ」と言い、夢を掴むにはとさりげなく教える
籾山が「君達とどこか似ていたな、固まりになると不思議なパワーが生まれて、良い時間だった」のシーンや
ヒーローのマッチャグリーンに憧れた望未が、千綾から「ノンスケは私のマッチャグリーンだったよ」
って言われるシーン、自分ちょろいから泣いてしまいました。
少女らが転がりながらも、何かを見つけるそういう物語なんだなと。
{/netabare}
少し泣けて、少し笑えて、少し感動できる、シリアスやっても重くならない温めな作風
夢や希望もあって、自分はこういう雰囲気の作品好きですし
良いところも沢山あったと思うんですけどね。