「死者の書(アニメ映画)」

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★★★★☆ 3.9 (4)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.1
音楽
3.8
キャラ
3.9

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koaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人形にしか出せない表現力

民俗学者、国文学者、歌人としても有名な折口信夫の同名小説を、
川本喜八郎が、初映像化。
原作は、奈良・當麻寺に伝わる中将姫の蓮糸曼陀羅の伝説と、
天武天皇の第三皇子たる大津皇子の史実をモチーフとし、
折口信夫の説く、古代日本人の魂や自然への畏敬、敵味方の
分け隔てなく死者を敬う考え方などを現代人の心に問いかける。

8世紀半ばの奈良時代、藤原南家の郎女(ふじわらなんけのいらつめ)の
一途な信仰が、政権争いに巻き込まれ非業の死を遂げた
大津皇子(おおつのみこ)のさまよう魂を鎮めるという物語・・・。
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岩に囲まれた石室に水が滴る音から物語は始まります。
その滴る音を更に岸田今日子さんが解説を含めて語るんだけど
やっぱり岸田さんの語りは深みがあっていいなぁ~
冒頭からゾクっとしました。

人形アニメというから、もっと固い感じを想像してましたが
やられました。
人形にしか出せない表現力というものに唸りましたよ。
布がたなびく様には感動すらしました。
声を担当した役者も豪華なので、軽くならない。
通常のアニメーションとは違う人形アニメ
楽しませていただきました。

投稿 : 2015/03/29
閲覧 : 468
サンキュー:

7

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