たむりん さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
華はないけど、手堅い作りで面白い
ざっくばらんに言えば、ニートのような主人公が電波系の妹と共に、方々に散りじりになってしまったヒロインの父親の遺体を集める旅を手伝っていく、という話ですね。
話の進め方に関しては、特に違和感は感じなかったです。自分が感心したのは武器である刃物を研いだり、ヴィークルと呼ばれる戦車のような乗り物をを洗浄したりと、「生活感」を省くことなく描いてるところです。もちろん戦闘シーンもぬかりないので好印象ですが、前者の「生活感」が、物語全体を補佐し、リアリティーを生み出していると思います。
チャイカの片言もこれまでのヒロインにはない魅力で、慣れれば愛嬌の一つのように感じます。また、トールやアカリ、ジレット隊の面々も、観ていて不快感やウザったさを催すこともなくていいですね。
問題点をあげるとすれば、音楽(特に主題歌)に関してです。
歯切れの悪いというか、変にこだわり過ぎて迷走してしまっているような感じがして、全く馴染めません。全体の作りに関しては不満はなかっただけに残念です。