makkotty さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
クラウザーさんのファンです!
原作は読んでいます。
原作に関しては音楽分野のドラゴンボール的な作品でした。
次々に現れるバンドを色んな方法で倒していきます。
本当はデスメタルよりポップでおしゃれな音楽をやりたい主人公がそちらでは否定され、傷つきながらも好きでもないのに自分のメタルを極めて行く、そんな姿はちょっとかっこいいです。
原作を読んで見ると否定しつつも本当はメタルがやりたくてやりたくて仕方がないんだろうとも思います。
最低を極めること・・・セクハラとかも平気でやったり、暴力的に振舞ったり(そんなに激しくはないけど)、お客に自分の唾液を飲ませたり、(レイプとか・・・殺人とか・・・そういうのは口で言うだけですので安心して見られますよ!)
やりたいことをやりたいようにやってスッキリするまでメタルをし続ける・・・。ちょっとうらやましいくらいです。
でも根岸はそんな汚い自分に自己嫌悪していたのかもしれない。
フランスに渡ってまで逃げるほどに・・・。
でも自分が最上だと思うきれいなポップが受けない。
興味すら示されない・・・最終的には卵をぶつけられることを目標にしちゃう・・・。
最終的にはきれいな自分でいるよりも本当の自分でいることを選び、相川さんにそれを告白する・・・ところで話が終わっています。
やっぱりきれいな根岸の事が好きな相川さんには認められないんですがね・・・。
ちょっと深く考えちゃったけどそんなことを気にしなくてもこの作品は面白いし笑えるし、ちょっと泣けちゃうところもあったりします。
アニメはそういう要素はないですが、やっぱりデスメタルとポップの間で揺れる主人公の姿が・・・クラウザーさんがナヨナヨしているのを見るとすごく面白いです。
好きな音楽はバラード系の歌が好きなのですが、この作品のオープニングの『サツガイ』は結構好きです。
逆にエンディングの『甘い恋人』はポップ音楽だけどあまり好きくないですね・・・わざと嫌悪感を誘っている曲なんだろうな・・・と思います。