chariot さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
結局はハーレム物でいいのかな?
全13話(0話~12話)
オタク少年が感動するギャルゲーを作ろうと頑張る作品…か?
全話観終わって、とりあえず・・・
女の子はテンプレ気味だけど可愛かったな。
OPもEDも良い曲だったな。
主人公うざ・・・w
こんな感じでした。
なんだろう。(以下、だらだらケチつけてます)
{netabare} 主人公の倫也はオタク的に「良い物」を見出す鋭い目を持っている。
自分の理想のゲームを作る為に人気同人作家のえりりや人気小説家の詩羽を勧誘するのだが・・・
これ、ゲームが売れたとしても倫也の力ではなく、えりりや詩羽のファンまたは同人的には豪華と思われる組み合わせでの興味からの購入であって、ゲーム本体の支持じゃないよね。。
まあ、どんな名作でもプレイする人がいないんじゃどうにもならないからネームヴァリューでまず買ってもらう事が必要なんだけど・・・
それでもなんか違う気がするなあ。。
最高のギャルゲーを!というけれど・・・
基本は倫也の好きなシチュでしかなく、真新しさは特にない。
シナリオの打ち合わせの時の様子だと妹萌えだとか前世だとか、どこにでもある設定を組み合わせただけでは?
それでどれだけの感動作が作れるのか・・・
敢えて泣きゲーを作りたいなら王道で攻める方がよっぽどストレートでいいような気がするが・・・。
メンバーも徹夜したりして頑張っているので熱意がない訳ではないのだろうが、やっぱり美智留が最初に感じた頑張ってるのは倫也だけ、という雰囲気は僕にも感じられた。
過去に色々あって詩羽やえりりが倫也に好意を持つのはまあいいが、それでもハーレムを形成するには倫也の良さが伝わりにくい。
自分の夢を叶える為に頑張るのはいい事だけど、結局本人が自覚しようがしまいが利用しているだけで彼女らに見返りはない。
好意を利用しているような男のどこに魅力を感じろと言うのか・・・
美智留が倫也のオタクアイテムを片付けるシーン。
ない。絶対ありえない。
オタクであってもなんであっても人の大切な物を勝手に捨てようとする神経が理解出来ない。
そんな無神経な子でも音楽の才能に目をつけて引き込む・・・
夢に向かって一直線な倫也・・・そこは懐の深さを褒めるべきか迷う所。。 {/netabare}
とりあえず加藤さん。
キャラのセリフ棒読み、淡々としたツッコミ、空気のようでいて意外とある存在感。
{netabare}なによりゲームの試作段階で倫也と美智留の関係についてしれっと反撃したのは彼女らしくて面白かった。{/netabare}
「冴えない彼女」が彼女なのかはわからないけど、いいキャラでした。
ストーリー的にはゲームを作る為に人を集めて、話し合いを重ねながら作り上げている過程の話ですが、ゲーム完成してないし、各ヒロインごとに掘り下げがあり、結局はモテモテの倫也くんのあざといくらいのハーレム構成で、可愛い女の子のトークや仕草を眺めて終わった感じでした。。
作画は安定していましたが、アイラインに特徴がありなんだかケバイ化粧しているようなカラーになる事があって・・・そこはイマイチ狙いが解らなかったです。。
ハーレム要素と主人公のわがままさえ気にならなければ、会話や展開のテンポは悪くないので気軽に観られる作品だと思います。