あしすと さんの感想・評価
4.6
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いつの間にやら同人制作というジャンルが思った以上に一般化しているということなのですか
原作未読です。
このアニメはヒロインが物凄くカワイイ作品でしたね!
まず、えりりが金髪ツインテ正統派ツンデレで◎
でもツンデレとはいっても、よくありがちな非常識ワガママタイプじゃなく、常識人メンタル激弱ツンデレというのがさらにポイントアップw
ツンデレ娘は強メンタル自信家タイプよりも、弱メンタルタイプのほうが絶対にカワイイと思うのは個人的好みですw
それにしても、大西沙織さんっていろんなタイプのキャラをしてますね。
大西さんの印象的なキャラとしては、どうしても自分の場合、まず何よりストブラのラ・フォリアのイメージがあって、そのあとに人生の美術系・絵美ちゃんでふにゃふにゃ歌EDを聞いて、そこからこの作品のツンデレえりりなので、声優さんはいくらそれが仕事だといっても、すげーもんだなーと思ったわけです。
そしてもちろん、詩羽先輩のクーデレ時々ヤンデレも◎
クーデレだけじゃなくてヤンデレ感を見せることでカワイイ度が大きく変わりますよね。
テンプレ上等、王道上等。
お気に入り棚を見ていただければ分かる通り、自分は王道キャラクターが好きなのだよw
しかしこのアニメで意表を突かれたのは、なんといってもやっぱり加藤ちゃん。
なんというか、徹底した客観視点キャラ。
こういうキャラは初めて見ましたw
オタク主人公キャラと絡むヒロインのパターンって、
・自分も堂々とオタクしてるパターン
・自分も実はオタクだけど隠しているパターン
・自分は非ヲタだけど、主人公が好きだからオタク趣味に付き合うパターン
・主人公のオタク趣味をマジで気持ち悪がるパターン
…という感じで、どのパターンにしたってヒロイン側から積極的に主人公に感情をぶつけると思います。
しかし、加藤ちゃん。
超絶・客観視点w
ツッコミが冷静w
例えるなら、アサガオの観察日記やカブトムシの飼育日記でもつけている感じww
加藤ちゃんのポテンシャルが明らかになった2話は、マジで神回だと思いました(笑)
…という感じで、「キャラクター」に関しては物凄く好きな作品なのですが、実は自分にとってこのアニメは、毎週すごく楽しみにしていたというほどではありませんでした。
その理由が、タイトルに挙げた「同人制作」というこの作品のテーマについての個人的興味。
アニメ畑にいる人を大きく分けると
1、アニメ好き(ただしヲタクとは思われたくない)
2、アニヲタ
3、同人作品が好きな人
4、同人作品制作に興味がある人
という段階があると思います。
で、自分は2です。
2と3両方に当てはまるのではなく、純然たる2です。
もちろん同人誌を毛嫌いしているわけではないんですが、自分にとって同人作品と公式グッズは同じ販売物で何も変わらないものという認識なので、
「好きな作品の同人誌を買い集めたい」「好きなサークルを追い続けたい」「コミケに参加したい」というタイプの願望はゼロなんですよね。
そのため、このアニメの「同人制作」というテーマは自分にとって興味がない分野すぎました(汗)
いまいちストーリーが頭に入ってきませんでしたし、いまいちキャラの境遇の意味が分からず、「キャラがかわいいなぁ」とだけ思いながらポカーンと見てました。
いや、他のオタク日常系作品みたいに、12話のうちの1話くらいでコミケを扱う話があるのは全然ついていけるんです。
ただ、1クールずっとというは自分にとってちょっと重かったんです。
先ほどの分類に話を戻しますが、最近のオタクは「2≒3」「3≒4」なのでしょうか…。
だからアニヲタであれば自動的に「2≒4」ということになり、同人制作というテーマにも違和感なく順応できるのでしょうか…。
自分のように「2ではあるが3ではない」というのは希少種なのでしょうか…。
なんとなく、「アニメが好きなら当然同人制作にも興味があるよね!だったらこの作品も当然面白いよね!」と言われているような気がしてしまって、腑に落ちなかった作品でした(^^;)