おぬごん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
何だかんだで、誰かと食べるご飯が一番
原作は、女子中学生3人を中心としたグルメ系日常4コマ漫画
この作品の中心は美味しそうなご飯たちなのだが、
他のグルメ漫画のように料理対決は起きないし、料理で色んな問題を解決していくわけでもない
この作品で描かれるのは1話から最終回まで一貫して、誰かと食べるご飯、思い出のあの味といった、人との繋がりを通したご飯の魅力だ
だから、日本人なら誰もが食べたことのあるような、誰かと食べたことがあるような、定番の料理しか登場しない
…だからこそ、深夜2時の我々の胃袋に、ダイレクトに効いてくる(笑)
鍋、おでん、そうめん、サンマ、コンビニ飯、宅配ピザ、カツサンド…
どれも見ていると味が思い出されて食べたくなるようなものばかりで、とてもお腹が空いた(褒め言葉)
この内容でナシゴレン!とかサムゲタン!とか言われても視聴者置いてけぼりなわけで、
とてもいい料理のチョイスだったと思う
料理の作画は申し分なし
恐らく制作陣もかなり気合いを入れていたのだろうw
アニメ化前の情報では、原作のキャラが食べる時の表情がやや下品なように見えたが、
その点は、時にはエロく、時には劇画的に作画タッチを変えるギャグを入れたりして、上手く処理してくれていた
そして忘れてはならないのが、BGM、特に挿入歌!
提供画面での「♪寄せ鍋、卵焼き、オムライス、筍ご飯」とか、
次回予告での「♪食べる~(作る~)食べる~(作る~)」とか、もう凄く良かった!
ひだまりスケッチもそうだったけど、シャフトの可愛さと安らぎをくれる手腕が光った
木曜深夜のアニメタイムの最後を飾るTBSのこの枠には、やっぱりこういうアニメが似合う
(ファフニール?知らない子ですね…)
お腹を空かせつつ、ほっこりしつつ、ちょっと実家に帰ってみたくなったりさせてくれる
いい癒やしのアニメでした