音乙 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ある意味原作超えて来た面も
原作最新刊まで既読。とりあえず感想として。是非とも2期やってください。
原作に最終回まで忠実。ゼノについても忠実w
いわゆる俺ただENDというやつだが原作がまだまだ連載中なのでこれは最初から分かっていたことかと。物語が本格的に動く前までで終わってしまったのは惜しいのだが下手にオリジナルで締めるより好感だったし良いまとめ方をしてくれた。
声優の特にヨナ役の千和さんの、空っぽになった鳥篭だった姫から戦うヒロインへの成長という一連の演技と要所要所の泣きは本当に素晴らしかった。後は、渋さとかっこよさで魅了してくれた榊原さんのギガン船長。落差をうまく纏めてくれた下野さんの緩くて鋭いゼノ。若干低いと思わなかった訳ではないが、{netabare}これ以降の話がもしアニメにされるのなら確実に活きてくる可能性を思うと{/netabare}これ以上ないキャスティングだと思う。
また作画はプッキューへの愛が凄すぎwてよくちょこちょこ動いてて笑った。全般的にも終始安定していたと思うが、一番評価したいのはハク達の戦闘シーンの作画。1話の大刀一閃の時点でおっとは思ったが特筆したい一対多の5~6話をはじめ多対多の22~23話。原作は戦闘場面でいえば効果的な絵は多いが動きという点で少ないという印象でそれで全然良かったのだが、少女マンガ原作という点を鑑みるとアニメ側で大幅に補足してくれた動きと重力の運びは凄まじいの一言だったし、ハクの人間離れした強さの表現に一役買っていた。そう言った意味では動きがついた事で原作より良くなった一面だと思う。
何より監督の作品への理解がきちんと見えていて嬉しかったの一言。
ほんとに以後のテジュン氏ください・・・。