ichinana さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
スピンオフ作品ってつまるところキャラアニですよね
とあるシリーズのスピンオフ第1弾。
科学サイドのヒロイン御坂美琴の視点で描かれる日常と非日常の物語。
原作の禁書目録と比較するとそのコントラストが面白い。
禁書目録の主人公は高校生の男でレベル0、巻き込まれ体質の不幸体質。つんつん頭の見た目も成績もごくごく普通。
超電磁砲の主人公は中学生の女の子でレベル5、何にでも首を突っ込む騒動娘。成績優秀で常盤台のエースにして学園のお姉さま。
見事なまでに対照的な二人ですが、根っこのところはそっくりです。それは「困っている人は放っておけない」。
まぁ結局のところ二人共おせっかいなんですよね。
ただ内面の心理描写は本作の方が共感を得やすいでしょう。
美琴はいかにも年頃の女の子って感じで、勝気だけど可愛くて、いじらしくて、不器用です。さらにはツンデレ属性まで兼ね備えているときたもんだ。
そりゃあ全国の萌えブ・・・おっと失礼、男性諸君が惹かれるわけですよ。
似たようなキャラでスレイヤーズのリナ・インバースを思い出します。
スレイヤーズのアニメシリーズ3作は第01話でリナがドラグスレイブをぶっぱなすのが定番になっていますが、本作第01話の超電磁砲のシーンがこれを彷彿とさせます。美少女、超科学(魔法)、必殺技。この三位一体はいつの時代でも色褪せることなく視聴者を惹きつける名場面を生み出します。
ただ本作はスピンオフ作品ということもあって、とにかく"超電磁砲 御坂美琴"を楽しむ作品かと個人的には思っています。主題歌がもうそう言ってますよね。。。