Kuzuryujin さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分にとっては最高のルパン
1971年、中学生以下の視聴層は全くターゲットにしない大人向けのアニメを
ゴールデンタイム(日曜19:30 - 20:00)に放映するという冒険をしたものの
3%という第3話の視聴率が出た時点で、TV局やスポンサーは制作会社に子供にも受け入れられる軌道修正を要求。
制作会社の社長も同意して監督を説得したものの、折り合わず初代監督は降板。
後を引き継いだのが、なんと高畑勲と宮崎駿。
徐々に軌道修正してコメディ要素を打ち出し9%くらいには視聴率が上がり即時打ち切りだけは免れた。
しかし結局は全23話で放送が打ち切り、という曰くつきの作品
その後、再放送で徐々に評価も高まり新シリーズも誕生。
今だに新作も作られ続け、誰もが知る人気タイトルとなったのは言わずもがな。
これは自分は中1の時に初めて観たんですが、すぐに嵌りました。
大好きで再放送毎に観て、ビデオにも録画してもう何回観たことか。
全23話というのが逆に観直すには長過ぎず、丁度いい。
この第一シリーズがそういうわけで自分にとってのルパンの基本。
TV第二シリーズ以降や映画版は、音楽、SE、演出などオーバーでうるさい。
あざとく感じ、面白みを感じられません。
宮崎さんが関与しているものだけは、観ましたが
やはり第一シリーズの方が好き。
緩急の付け方、BGMやギャグのセンスなど、
いまだに素晴らしいと思います。
そして自分にとっては、
峰不二子 - 二階堂有希子
石川五ェ門 - 大塚周夫
なのです。