オリヴィエ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
嘘からはじまる物語
一人の少女がついた嘘がきっかけで出会い、主人公の人生観・音楽観をいっぺんさせるストーリー。
キャラクターの感情の機微が存分に伝わる演出、音楽、背景どれをとっても一級品。
これほど感情を揺さぶられたのは久しぶりの感覚だった。
{netabare}
あんなに輝いていたかをりが段々と寒色系になっていく演出や、嘘をつくとき目元を映さなかったり細かいところまでほんとうに丁寧に描かれていた。
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これからの公生はなにがあっても舞台に立ち続けるであろう。だってその勇気を彼女が残してくれたんだもの。かをりとの出会いが母を亡くした公生を立ち直らせ、さまざまな出会いが公正が舞台で演奏をする理由になった。
こんなにも素晴らしい出会いを彼が無駄にすることなんてあるはずがない。だって彼らは"演奏家"だから・・・。{/netabare}
この作品に出会えたことに感謝したい。
落ち着いたので少し追加。
{netabare}かをりちゃんは最初から死亡フラグびんびんで展開は読みやすかったかなと。
母の死を乗り越え再び弾けるように→かをり死亡→再び弾けなくなる。
これだとかをりに出会った意味がなくなってしまうから、あぁこれは公生がかをりと出会って立ち直る物語だから、かをちゃん本当に死ぬんだなと分かった。{/netabare}
好きな演奏シーンBest3
{netabare}
1位 1話でかをりのピアニカでの演奏
公生とかをり運命の出会いのシーン、すごい気持ちよさそうに吹いていて見惚れてしまった。
2位 最終話 「バラード第1番 ト短調作品23」
2人の最後の演奏。もちろん超空間なのだけれど・・・。
悲壮感漂う壮絶な演奏が胸を打つ。
3位 13話ガラコンでのクライスラー「愛のかなしみ」
母親の亡霊との決別シーン。
かをりが倒れて病院に運ばれたため一人で演奏することに。
他にも凪との連弾や、絵見のWINTER WINDやら大好きなシーンはたくさんあるなぁと改めて思った。
{/netabare}