ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
和製女吸血鬼なんだけど、、
原作は夢枕獏氏の伝奇小説、能の「黒塚」がモチーフとされる、「黒塚」とは福島県二本松市の安達ヶ原にある鬼婆伝説を下敷きにした能の演目。
{netabare}
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あらすじ
時は鎌倉時代、兄・源頼朝より逃げおおす源義経(源九郎)と武蔵坊弁慶(大和坊)。二人が山中を放浪する最中、黒蜜と名乗る美しい女が一人棲む家に辿りついた。いつしか九郎と黒蜜は男女の関係になる。その黒蜜には恐るべき秘密が隠されていた。実は黒蜜は不老不死の吸血鬼だったのだ。
追手により瀕死の重傷を受けた九朗は黒蜜により血の儀式を交わし、自らも吸血鬼となった。ここから鎌倉、室町、戦国、江戸、明治、大正、昭和、平成、そして近未来と、2人の果てしない旅が始まった。wikiより
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{/netabare}
和製女吸血鬼という題材には個人的に惹かれるし、ヒロイン黒蜜のデザインも悪くないのだけど話の展開がとても解りにくいというか惜しい気がする、
{netabare}
黒蜜は吸血鬼なので不死、黒蜜の愛した義経は黒蜜の計らいにより不死になる手前弁慶に断首され、以降100年事に体を取り換えねばならない半不死で体を取り換える際記憶も消失する、しかるに首のみの時の時は義経の記憶、という設定の為か鎌倉時代からいきなり幕末、果ては近未来等、回における時代の移行が激しく同時に鎌倉時代でのエピソード回帰もある為観ている方もけっこう脳内補填が必要だった、{/netabare}
話の性質上時代やエピソードが飛ぶのはいたしかたなしとしても主な登場人物のテーマや葛藤、個人的には黒蜜の心情なりに沿った形で例えば本人の回顧語り等交えつつ解り易く描いてほしかった、
原作に沿った上でそうなったのかどうなのかは原作未読故何とも言えないが女吸血鬼や義経や弁慶等素材がとても魅力的だし、話の組み立て次第テーマ次第でもっと面白くできた様に感じる、
とはいうものの、女吸血鬼自体が私的萌え要素なので原作も読んでみたい。