latte さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
純粋で不器用で一生懸命
ピアノを弾けなくなった公生と自由なヴァイオリニストのかをりが出合い、変わっていくお話。純粋で不器用な恋愛ものです。
ピアノのこととかよくわからないけれど、カラフルな音とかを表情とか背景とかで表現されていて、ピアノに込められた思いが伝わってきました。みんな不器用で一生懸命で一人ひとりの思いにすごく感動しました。
公生は渡君を、渡君はいつも頼られる公生を、椿はかをりちゃんを、かをりちゃんはいつも隣にいる椿を。お互いに羨ましくて、でも相手みたいにはなれなくて。ほんと、青春ですね!
{netabare}ラストも感動です。大切なものを失ってまたピアノが弾けなくなったらどうしようって思ったけれど、穏やかにピアノを弾き続ける公生は成長したなと。ピアノの中にお母さんとかかをりちゃんがいるんだな。とか考えたら泣きそうになりました。{/netabare}
失敗しても、またやり直せばいい。かっこ悪くても、楽しんじゃえばいい。やりたいことを必死にやり遂げればいい。そんな風に思えるお話でした。