円環 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:今観てる
最高品質のアニメ
まず率直な感想は、キッチリと丁寧にアニメを作るとどういう作品になるのかを教えてくれるようなアニメ、ということでしょうか。脚本、作画、美術、演出、音楽、声優…すべてが綺麗に織り上げられてるような作品ではないでしょうか。
特に9話がすべてのキーとなる話で、いままでの流れに今作の色を付けてくるような話になったと思います。
沖方脚本の妙といいますか、市井に居る喜びを噛み締めていた主人公たちをあっという間に戦場のヒーローに持ってくる流れは流石です。
平井久司のキャラデはもちろん、背景、美術のクオリティーの高さ、本来静止画で流すような場面であっても細かく動画を付けている臨場感。妥協のない姿勢が伝わってくるような回です。特にICBM弾頭みたいな機械からパージされるシーンからの俯瞰は少し手が震えました。雲も眼下に広がる山脈の峰も最近のアニメにはないような美しいコマでした。
加えてangelaの「その時、蒼穹へ」。アニソン界の至宝ですね、angelaさん。前作からの流れだけで採用されてないことがホントわかる回です。ここでも震えました。
ビックネームであること、前作のファンであることから期待値はずっと高く設定していたつもりでしたが、その上を行くようなクオリティーを見せつけられた気がします。
私はどちらかと言うとプロットや話の展開の質が大好物なたちなのですが、EXODUSのタイトル通りの展開は今始まったばかりです。
沖方先生の一ファンとして、今後の展開をとっても楽しみにしています。