触手大魔王×糖分王 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
西尾維新さすがです
作者は物語シリーズ(化物語など)の西尾さんですが、物語シリーズやめだかボックス(少年ジャンンプ)をやってるのに月1で1話ずつ(全12話)この刀語も執筆してたそうです。相変わらずの速筆です^^;
内容を物語シリーズと比べてしまうと、個人的には少々劣るかなって感じましたが、1ヵ月の短い期間ではなくもう少し余裕があればもっと完成度の高い作品になった可能性を考えてしまい少しもったいない気がします。
月1で執筆されたのに合わせたのか放送されたのも月1でした。おかげで、見逃し;-;ってことが数回ほど。
あらすじは、尾張時代(江戸みたいな時代)に刀を使わない剣士(自分自身が刀のため)虚刀流七代目頭首・鑢七花(やすりしちか)が、幕府から1本で国を買える価値があるとされる12本の刀集めの命を受けた奇策士・とがめと共に、刀収集のための旅をするというものです。
ちなみに設定がけっこう細かく、四季崎記紀(しきざききき)という刀鍛冶が作った完成形変体刀それぞれが特殊な能力を持っていること、刀保持者以外にも幕府のとがめのライバル否定姫とその腹心、真庭忍軍という完成形変体刀を狙う様々なキャラが登場したりして、自分の場合、物語をよく把握するために原作等で何回か見直したことも。
毎回戦闘シーンや新しい刀やキャラが出てきて面白かったです。作画の方は竹さん(イラストレーター、西尾さんの処女作である戯言シリーズの担当)で、好き嫌い分かれるかと…
ちなみに個人としては作画のせいで戦闘描写が物足りなくなっちゃったかなって感じでした。
刀語の声優陣でよかったのは、とがめ役の田村ゆかりさんですね。原作では感じなかったのに、とがめがかなり可愛いく見えちゃいました(特にチェリオーの絡みから)。
色々書きましたが、軽く流して見ても普通に楽しめちゃう優秀な作品に入ると思います。